岡田幹事長は10月22日、知床半島沖での小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」沈没事故に関し、斜里町の役場の献花台に花を手向け、犠牲者を悼みました。事故では、豊田得幸船長ら乗員2人を含めた20人の死亡が確認されましたが、いまだに6人の行方が分かりません。献花には、川原田英世第12区総支部長も同行しました。
記者団の取材に対し岡田幹事長は、「事故から半年、お亡くなりになった方々の心からご冥福をお祈り申し上げる。一刻も早く家族の元に帰してあげたいと思っている。あってはならない事故であり、一瞬のうちに多くの人の命を奪い、幸せを奪ってしまった。観光船に乗る人は安全だと思って乗るわけで、それがそうではなかった。あとから考えると、電話が通じない、天候が荒れる予報が出ていたにもかかわらず船を出した、あるいは国としての調査が十分でなかったなど、いろいろなことが重なってこの事故になっていると思うので、同じことが二度と繰り返されないようにしっかりと対応していかないとならない」とコメント。立憲民主党としては、国の対応がまとまったところで、それで十分なのかを国会で議論していく考えを示しました。
献花台を見ての感想を問われると、「まだ手がかりが発見されていない方々が一番気になるところ。ご家族にとってもそうで、思いは同じ。関係者の皆さんが力を尽くして捜索活動をしてくださっていることに感謝申し上げたい。一刻も早く見つかることを心から祈っている」と述べました。
また、来春の統一地方選挙に向けた考え、北海道内の動きについての質問には、「基本は道連(立憲民主党北海道総支部連合会)でしっかりと候補者を立てて過半数を目指してやっていくということ。空白区もしっかり候補者を立ててもらいたい。知事選挙については、まだ具体的な名前を挙げるところまでいかないが、きちんと候補者を立てて道民の皆さんの判断を仰ぎたい。まずは道連で方針を示す、あるいはいい候補者を探した上で党本部と一体となって戦っていくということだ」と述べました。