立憲民主党ジェンダー平等推進本部は11月9日、岸本聡子杉並区長をゲストに「りっけん女性塾オンライン・トーク第2回 「48歳、女性初の杉並区長~私はこうして『初めの一歩』を踏み出した」を開催しました。「りっけん女性塾」は、来年の統一地方自治体議員選挙に向けて立候補に関心のある人たちの参考になるように、現役政治家がゲストを交えて語り合うオンラインイベント。この日のトークは本年6月の杉並区長選挙に新人として挑戦し、現職を相手に187票差という僅差で当選を果たした岸本氏、その選挙参謀を務めた内田聖子氏(アジア太平洋資料センター(PARC) 共同代表)、辻󠄀元清美党ジェンダー推進本部副本部長という国際NGOスタッフ出身の3人が、選挙戦での苦労話から行政・議会とのかかわり方まで幅広く語り合いました。

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岸本聡子杉並区長

 岸本氏は自身が関わってきた環境NGOのような水平な組織と、ヒエラルキー型の行政組織をそれぞれ「広場の政治」と「機構の政治」と表現し、両者をつなぐ回路の重要性を強調、「いろんな対話の場、テーマごともしくは地域ごとに恒常的に何度も話し合う場をすでに設定している」と語りました。また、自治体予算の一部を住民が考えて提案、投票して執行する「参加型予算」のように、「みんなが『言っていいんだ、やっていいんだ、やろうよ』といったものがきちんと予算や政策で返ってくる行政と区民の仕組みをつくることが、私の4年間の目標のひとつ」と思いを語りました。そして、「新しいことをやっていこうと思うと、議会を含めてある程度の力を持たないといけない」「私のように直接政治に関わったことがなかった女性にどんどん議員になってほしい」と述べ、さらなる女性の政治参加を呼びかけました。岸本氏の選挙参謀を務めた内田氏は、「岸本さんの選挙を一緒に戦った女性たちが、来年の区議選に続々と『立候補する』と言っている」と語り、岸本区長誕生の一連のムーブメントが女性の政治参加拡大のきっかけになりつつある状況を紹介しました。

 これを受けて辻󠄀元議員は「岸本さんがこういう形で区長になったことで『岸本さんと一緒にやりたい。岸本さんのようになりたい』と思う人たちが出てくると思う。杉並区をジェンダー平等の街に、区役所をジェンダー平等の区役所にしてほしい」とエールを送りました。

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内田聖子氏
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辻󠄀元清美ジェンダー平等推進本部副本部長
【↑アツいトーク全編はぜひYouTubeからご覧ください】