泉健太代表は11月11日、国会内で記者会見し、(1)葉梨法務大臣の発言、(2)旧統一教会問題、(3)補正予算、(4)新型コロナウイルス対策、(5)子ども・若者応援の取り組み――等について発言しました。

(1)葉梨法務大臣の発言

 泉代表は、葉梨法務大臣の発言に関連して「死刑執行という大変重たい、人の命が権力を奪うという決断を伴う法務大臣の職務を行うことは、事実上、執行できない」と指摘し、「続投はありえない。辞任は不可避」と批判しました。

(2)旧統一教会問題

 文部科学大臣が質問権の行使を表明することになったことについて、泉代表は、「年内の解散請求にたどりつくのか問われている」と述べました。
 被害者救済法の与野党協議について、岸田総理が「今国会を視野に提出すべく最大限の努力」という言い方をしたことに触れ、「提出すればよいのではない、努力すればよいのではない。今国会で法案を成立させることが大事」と強調しました。
 いまだ、自民党から、旧統一教会との関係があることが出てきていることについて、泉代表は、「自治体議員の調査がない、ばれたものだけ、発覚したら謝罪を繰り返している」と指摘し、「自民党のこの問題への向き合い方が甘い」と批判しました。
 「寺田大臣もまさに山際大臣と同じ状態。全国の政治資金を所管する総務大臣の任に値しない」とあらためて辞任を求めました。

(3)補正予算

 補正予算については、来年度の予算でやるべきことを補正で手当しているとして、「予算の水増し、先送り、先食い」と指摘し、「われわれは組み替え動議を提出し、予算委員会で徹的に議論していく」と述べました。

(4)新型コロナウイルス対策

 コロナウイルス感染症について、泉代表は「第8波に近づいている」と危機感を表明し、小川淳也コロナ対策本部長が加藤厚労大臣に申し入れたこと紹介し、政府に「わかりやすい広報等、万全を期するよう」求めました。

(5)子ども・若者応援の取り組み

 子ども若者応援政党として、9日に行った若い世代との意見交換「リアル版!立憲ボイス 現役学生の将来への希望と不安」について、泉代表は「若い世代からも、貴重な場があってよかったといただいた。続けていきたい」と述べました。