泉健太代表11月18日、国会内で記者会見し、(1)日中首脳会談、(2)旧統一教会問題、(3)寺田総務大臣の辞任――等について発言しました。

 冒頭、泉代表は、ポーランドにミサイルが着弾し被害者が出たことについて、哀悼の意を表明し、「今後、どういう情況で起きたか調査するだろうが、ロシア侵略に端を発したさまざまな事象が起きており、あらためて即時停戦を求める」と述べました。

(1)日中首脳会談
 泉代表は、日中首脳会談について、「日中首脳会談を早期に行うべきと求めてきたので、実現にいたったことは評価したい」と述べた上で、日中間のホットラインについて、「適切に運用できるように努力が必要」と政府に求めました。
 また、「日中関係の安定化に向けた取り組みを強化する一方で、日本としては言うべきことは主張すへき」とし、「建設的かつ安定的な関係づくりに努力していくべき、協力していきたい」と発言しました。

(2)旧統一教会問題
 旧統一教会被害救済法案について、政府から概要が示される段階にきたことについて、「今国会中の成立が可能な日程感で取り組んでもらいたい」と、あらためて政府に求めました。
 その上で、「被害者が本当に救われるのか。実効性があるのか。骨抜きにならないように」法案の内容についても精査していくと述べました。
 さらに、組織的な養子縁組の話も出てきていると指摘し、国会の中で解散命令の請求にも関わることから、「早急な事実確認を行うべき」と政府に求めました。

(3)寺田総務大臣の辞任
 寺田総務大臣について泉代表は、「公選法を所管する大臣が自身の団体で疑惑に満ちており、総務行政が成り立たない状態になっている」と指摘し、来週の予算委員会までに辞任すべきと述べました。