国会内で12月13日、岡田克也幹事長が記者会見を開き(1)旧統一教会問題、(2)復興所得税の防衛費への流用、(3)政治資金パーティ問題――等について発言しました。
(1)旧統一教会問題
岡田幹事長は、被害者救済新法が成立したことに触れ、法案成立は「スタートに過ぎない」「今後、二世信者の問題等の宿題が残っているが、2年間の見直し期間の中で実績が出てくるので、踏まえて議論していきたい」と述べました。
また、自民党に対しては旧統一教会との関係に関する調査について「地方議員、国会議員も十分とは言えないので、調査を引き続き求めていく。次の国会に向けて調査をしっかり行いたい」と述べました。
(2)復興所得税の防衛費への流用
岡田幹事長は、「自民党での防衛費の増額の議論が混乱が続いている」と指摘し、特に、復興所得税の流用問題をあげ、「法目的からできないことをやろうとしている」「法目的とは違うことに使うのは民意を踏みにじる、あり得ない話」と批判しました。
(3)政治資金パーティ問題
政治資金パーティに関連して、自民党の薗浦健太郎議員、公明党の岡本三成議員の疑惑が報道されていることに関して、「岡本議員は任意団体でパーティをやったと報道されている。そういうことが認められると政治資金パーティの規制が形骸化されてしまう。脱法の疑いが極めて濃い」と指摘しました。