岡田克也幹事長は1月13日、鹿児島県鹿児島市で記者団の質問に答えました。

 鹿児島県訪問の意義について、「幹事長就任以来、ずっと地方を回っている。まず地方組織をしっかりと強化していかなくてはならない。今の執行部が何を考えているかを伝えることは大事だ。また鹿児島はこの前の参院選で惜敗した。春には統一選もあり、新人も出る。反転攻勢の足掛かりにしたい」と述べました。

 馬毛島に米軍のFCLP(陸上空母離着陸訓練)施設の本体工事が始まった受け止めを聞かれた岡田幹事長は、「民主党政権時に馬毛島の名前は出たが、その後白紙になっている。離着陸訓練の場が必要だとする米国の要望は理解するが、国は地元に対してもっと丁寧に説明をしなくてはならない。やっていることがあまりに地元の感情を無視している。地元自治体が判断できるような、説得力のある説明が必要だ」と指摘しました。

 鹿児島県連や連合とも意見交換については、「統一選に向けて党本部としてしっかり後押ししていく。鹿児島も含め全国でも厳しい状況だが、一人でも多く当選していくことが大事だ」と答えました。

 通常国会に向けては、「国会では大きな課題が山積している。岸田総理は経済と子どもを強調したが、国会閉会後に決めた『安保3文書』については国会での議論もなく国民の理解も得られていない。また原発の新設という方針の大転換もなされた。この理由などをしっかりと議論していきたい」と述べました。