辻元清美参院議員(党つながる本部本部長代理)と蓮舫参院議員は1月17日夕方、早稲田大学大隈記念講堂にて開催された早稲田大学鵬志会(大学公認政治サークル)主催の講演会に出席し、「女性の政治参画と日本の経済」をテーマに学生と意見交換しました。
蓮舫議員は冒頭、「物価が上昇している中で賃金が上がっていないこと、日銀の現在の金利政策の2つが問題であり、是正するため大きく舵を切らなくてはならない」と述べ、辻元議員は、国内消費の低迷を挙げ、非正規雇用の7割が女性である事例を示しながら、「女性が子育てと仕事を両立しやすい環境を整える法制度が必要で、そうすれば国内消費を上げることができる」と述べました。それを受けて蓮舫議員は「女性が子育てと仕事を両立するという主語を変えていかなくてはならない。パートナーと子育てをシェアすることや公的機関の援助などもある」と話し、子育てと仕事の両立について女性だけに言及される風潮を変えていく必要性を訴えました。
女性の社会進出に関する議論では、女性の政界進出が進まない理由を問われた辻元議員は「女性は夫や家族に立候補を認めてもらえない場合が多いことや、議員在職中に子どもができた時に男性議員と女性議員では周囲の反応が異なるなど、女性が立候補するには壁がある」と答えました。蓮舫議員は「男性候補者は負けるとまた頑張れと言われるが、女性候補者が負けると家の恥と言われることが多く惜敗後に再挑戦の壁が高い。女性候補者への支援を政党などがしっかり行う必要がある」などと述べました。