長妻昭政務調査会長は3月2日、国会内で定例記者会見を開き、(1)岸田総理の答弁(2)リスキリング――等について発言しました。

(1)岸田総理の答弁
 これまで行った予算委員会での質疑を通して、岸田総理の答弁が「ゼロ回答連発だ」と話しました。防衛費を5年間で43兆円に増額する内訳についても「1.45兆円分の事業が出てきていない。端数と思っているのか」と指摘。反撃能力には上陸作戦や戦闘機による爆撃が含まれるのかを岸田総理に質問しても具体的なことを答えず「あるべき対話になっていない」と述べました。一方で、立憲民主党は具体的な提案をしていると紹介し、「保育士の配置基準の改善とか高校までの児童手当とか、結婚したいけれどそれを阻む壁、それを政治の力で取り除けるものは取り除かないといけないと。こういう具体的な提案をしているわけでありますので、総理は意識を変えて答弁を具体的にしてほしい」と求めました。

(2)リスキリング
 今日の次の内閣(NC)閣議でリスキリングに関する法案の了解を得る予定だと述べました。「学び直し休暇を公的なものとして創設する」と説明し、「政府のように転職ありきとか、あるいは企業の意思によるリスキリングではない。私たちの案を提言しておりますので、こういう具体的な政策についても今後ぶつけていきたい」と話しました。