衆院憲法審査会が3月9日開かれ、立憲民主党の篠原孝議員が発言しました。篠原議員は冒頭、一部の党からわが党が憲法議論に後ろ向きと発言されていることに対して、「予算委開催中は他の委員会を開かないというルールに従って行おうと言っているだけだ」との考えを示しました。
憲法審の議論に関して、国会議員の任期延長に偏っていると疑問を呈しました。むしろ岸田総理が安保政策の大転換と称した安保関連3文書にある反撃能力と専守防衛の関係をはじめ、LBGTの問題、参議院予算委で議論されている放送法と言論の自由の問題等の課題を示し、こうした論点を議論すべきと提案しました。
また、憲法審の進め方についても言及しました。パリにあるOECD日本政府代表部に出向していた当時、各国代表と農政を中心に午前3時間、午後3時間を3日間にわたって徹底的に議論した事例を引き合いに出し、憲法審が1時間半程度で終わり、発言を登録した議員だけしか議論できない現行ルールを改め、「もっと自由に発言できるようにすべきだ」と提案しました。