泉健太代表は5月28日、熊本市で開催された熊本県総支部連合会(熊本県連)の定期大会で講演を行いました(写真上は、定期大会後に行われた熊本駅前での街頭演説の様子)。

 講演で泉代表は、わが党は他党と比較しても生活目線、人を大事にする政党だと強調。自民党政権の30年で農村も地域の商店街も廃れてきたと述べ、改革しなくてはいけないが、それには身を切る改革ではなく人に優しい改革と予算が必要だと指摘。公共サービスや防災職員を削るような行政ではなく、介護職員や高校の先生などの給与が上がらないといったものではない改革をするのは、立憲民主党しかないと訴えました。

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 講演後、記者団の取材に応じた泉代表は、来熊の意義について、解散総選挙が迫ると言われる中、全国各地で候補者擁立を加速化させていくため、熊本で候補者が確定していないことから、より一層加速させようという思いを込めてやってきたと語りました。

 熊本は保守地盤で立憲民主党には厳しい場所だと思うが、どのように党勢拡大をしていくかと問われると、実質賃金が下がり、年金生活者も現役世代も生活に苦しんでいる状況だとした上で、そこに最も目を向けているのがわが党であり、特に教育、子育て予算を大幅に拡大をさせることを前面に出して訴え、党勢拡大を図りたいと述べました。

 これまで熊本の選挙では野党共闘といった形もあったが、次期衆院選でばどのような形を目指すか、また公募の現状について問われると、公募で来ている新しい人材もいるなか、順次、最適な候補者と選挙区を探し、当てはめていきたいと語りました。熊本に関しては、まず立憲民主党として、最大限、各選挙区の候補者擁立を目指していくと述べました。そして、党の政策をより県民に伝えていくことを大前提にしながら、前回の総選挙を含めて、これまでやりとりをしてきた政党にも、わが党のスタンスを説明、話し合いなどもしていきたいと語りました。

 講演後、泉健太代表らは熊本駅前で街頭演説を行い、党の考えなどを訴えました。司会は県連代表の鎌田聡県会議員が行いました。