岡田克也幹事長は6月18日、東京10区(文京区、豊島区)の鈴木庸介衆院議員らとともに東京都豊島区で街頭演説会を開きました。
鈴木議員は、自身にウクライナ人のパートナーと娘がおり、先週義理の弟にロシアと交戦状態にあるウクライナ軍への召集令状が届いたことを取り上げました。鈴木議員は、「勇ましいことを言ってる人は日本にもいます。中国とやり合え。ロシアとやり合え、と。でも本当にあなたの親戚に召集令状が来たらどう思うかと言ったら、病気にかかってくれと願うのが本音なんです」と述べ、「こんな思いを誰にもしてほしくないので、引き続き戦争に反対する」と話しました。また鈴木議員は、日本で実質賃金が下がっていることに触れ、「派遣法改正や外国人技能実習制度など給料をいかに下に抑えるかという観点での政策が何十年も続いている」と自民党政治を指摘。「反対していかなくではだめなんです。絶対に私たちの意見を通すという強い意志を持って頑張っていかなくてはいけないんです」と述べ、「法務委員会で外国人技能実習制度の廃止まで持ち込むことができた」と自身の国会活動における成果をアピールしました。
岡田幹事長は、民主党政権時の子育て政策を取り上げ、高校授業料無償化や児童手当の拡大を当時野党であった自民党が「ばらまきだ」と徹底的に反対し、妥協せざる得なかった話を紹介しました。岡田幹事長は自民党政権下で出生率が下がり続けていることに触れ、「まさしく失われた10年じゃないか。もっと早くきちんとやっていればこんなに深刻な問題にならなかったはずだ」と訴えました。また、岸田政権が防衛費を5年間で43兆円に増額することについて、「1人に直せば一体いくらですか。5年間で40万円弱、5人家族なら200万ですよ。それだけのお金を防衛費に投入するのではなくて、やっぱり一部を子ども政策に持ってくるべきではないか」と強く呼びかけました。