泉健太代表は7月12日、党動物愛護議員連盟が国会内で開催した「動物愛護議員サミット~保護犬猫のために~」に参加。公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの杉本彩代表理事が「虐待事例から見る課題について」、「動物愛護管理法の改正と課題」について細川敦史弁護士が、基調講演を行いました。続いて、「施行後5年を目途」に改正するとしている動物愛護管理法について、党所属の国会議員・自治体議員を交え、リアルとオンラインで意見交換を行いました。
冒頭のあいさつで泉代表はこの間、インターネット販売規制、夜間展示販売規制、販売業者によるマイクロチップの装着義務など動物愛護法の改正に取り組んできたとした上で、「立憲民主党には、国会議員だけでなく自治体議員にも、動物の命を守りたいという仲間が多くおります」と述べ、災害時の「ペットとの避難所への避難」など、国会や自治体議会での「ルールづくりに務めていきたい」と意気込みを語りました。
杉本代表理事は、今後の改正法においては、「緊急一時保護」が最優先事項だと強調。「虐待にあった動物たちが適切に保護」されなければ、「結局は所有権を理由に虐待した行為者に動物を返還することになる」と指摘しました。
細川弁護士は、「犬猫生体の流通過程に対する規制強化が依然として必要」と強調。動物行政は自治体の裁量が広いため、自治体議員が動物虐待現場の実態を把握していくことの必要性を指摘しました。
同サミットは、動物福祉の増進を目指し、動物愛護法の改正に向けた具体的な施策と課題を洗い出し、政策に反映させていくため開催されました。