泉健太代表は7月26日、訪問先の福岡県で(1)災害地の視察後の副知事との面談(2)マイナ保険証(3)維新・馬場代表の発言(4)岡田幹事長の原発再稼働の発言(5)立憲県連・国民県連・連合福岡の次期衆院選に向けての三者協議――について発言しました。

■災害地視察と生嶋福岡県副知事らとの面談

 7月の豪雨による福岡県内の災害地視察後の生嶋福岡県副知事らと面談したことを受け、記者団に内容について問われ、党として激甚災害指定を早期に求めていきたいと述べ、県からもそうした声があったと報告しました。また、農業関係の被害額が算出できていないのでできるだけ早く準備していきたいとの話があったと説明しました。

■マイナ保険証

 同日開かれた参院の閉会中審査で、来年秋の健康保険証の廃止とマイナ保険証への一本化の方針を堅持する考えを河野大臣が示したことについては、「大臣の強引な姿勢がそもそも混乱のもとになっていのではないか」「不安だという声は本当に国民の広くから出てきている声」「与党の中からも次々と来年秋の廃止は見直しするべきという声が上がってる」などと述べました。

 さらに、河野大臣は、こうした声に真摯に向き合い信頼回復に努めるべきであるとして、そうしたことを行わないのであれば、「担当大臣の任に能わず」と述べました。

 自民党内からも見直しの声があることに対しては、立憲民主党がかねてから主張してきたことが正しいかったと述べ、政府は真摯に受け止め改善をしていくことが正しい道であり、方針を変えないのは国民の利益にそぐわないと指摘しました。そして、「こういうときこそ『聞く力』を発揮することが求められていると語りました。

■維新・馬場代表「共産党は日本からなくなったらいい政党」などとの発言

 日本維新の会の馬場代表が、インターネットの番組で「共産党は日本からなくなったらいい政党」などとの発言をし、日本共産党が発言の撤回を求める抗議文を出したところ、馬場代表は謝罪や発言の撤回をしないと明言したことについて問われると、「恐ろしい政党が出てきたと感じる」「こうした異常な発言がある場合、党内からも批判があって然るべき。その批判もないようであれば非常に怖い政党であり、コントロールの効かない強権的な政党になりかねない。今、大変危険な存在になりつつある」と述べました。

■岡田幹事長、原発再稼働の発言

 昨日、岡田幹事長が会見で、電力がひっ迫している状況のなか、原発の停止を求めたり再稼働を一切認めないと主張できる状況ではないとして、一定の条件のもと再稼働を認めるべきとの考えを示したことについて見解を求められると、「基本的には、党の政策の範囲で発言」だと述べた上で、さまざまな努力でひっ迫状況を抑える取り組みも進んでおり、できる限りエネルギーのシフトをしていく方向性の中で、「どうしても必要な場合には」ということは、これまでも言ってきていると語りました。

■立憲県連・国民県連・連合福岡の時期衆院選に向けての三者協議

 立憲県連・国民県連・連合福岡の時期衆院選に向けての三者協議については、非常にいい取り組みだと述べ、自民党の勝利をただ漫然と許すようなことではいけないとの思いで一致をして、特に働く方々の雇用環境や、賃上げをしても物価上昇の方が激しいことなど、共通の課題を抱えているので、力を合わせてできる限り勝てる環境を作っていく取り組みだと述べました。