東京都連が大型街宣車で都内を巡回させ、街宣活動を行う活動を開始するにあたり、都連会長をつとめる長妻昭政調会長が8月3日、中野駅前で街頭演説を行いました。

 長妻政調会長は、日本は諸外国に比べてデジタル化が遅れているので推進すべきだが、政府のマイナ保険証問題への対応は「チグハグで、国民の不安が高まっている」と指摘し、丁寧に対応しなければ不信が募り、かえってデジタル化が逆戻りしてしまうと語りました。キャッシュカードと4桁の暗証番号が盗まれ、金銭が不正に引き出される事件が毎年約1万件発生していることを紹介し、同じく4桁の暗証番号で個人情報が閲覧できてしまうマイナンバーカードのセキュリティの脆弱さに対する危惧を示しました。その上で、デジタル化を進めるにあたっては、「情報の自己決定権を確保することが大事で、マイナバーカードを持つ持たないは一人ひとりが選べるようにしなければいけない」と訴えました。

 また、「スマホで何でもできて、どんどん便利になっているのに、どうして生活にゆとりができないのか。長時間労働、過労死がなくならないのか」と問いかけ、日本ではおかしなことについて声を上げにくい空気があり、政治も呼応せず、自己変革する力が弱くなっているのではないかと話しました。日本では人権が軽んじられ、格差に無頓着で、男性中心の価値観で多様性が認められていないことを挙げ、「すべての人に居場所と出番のある社会をつくる。そうすれば社会や経済が発展していく」と説き、そのために「政権交代することが我々の使命だと思っている」と力強く訴えました。

 街頭演説会には西沢けいた都議会議員、中野区議会の酒井たくや議長、杉山司、ひやま隆、斉藤ゆり各区議が参加しました。大型街宣車は、9月半ばまで都内各地を回ります。

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