泉健太代表は、日本とベトナムの外交樹立50周年を機に、立憲民主党とベトナム共産党との政党間交流の覚書を交わし、同党幹部や政府関係者と意見交換するため、8月29日から31日の予定でベトナムを訪問しました。ベトナム訪問には源馬謙太郎国際局長、青柳陽一郎国際局局長代理が同行しました。

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 訪問団は30日、ヴォン・ディン・フエ国会議長と国会議事堂で会談しました。フエ国会議長は両国間の友好関係を深めるために、政党間の交流が重要であるとの認識を示し、ベトナム共産党と立憲民主党の政党間交流の覚書を交わすことで、次の50年に向けた友好関係の発展への期待を示しました。

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 泉代表は、ハノイに来て「活力、若さ、勢いを感じた」と話し、政党間交流の覚書締結への同意を感謝した上で、「来日したベトナム人が暮らしやすく、安心して過ごせる日本を作っていきたい」「日本とベトナムの関係の今後50年がさらに素晴らしいものになるよう全力を尽くす」と応じました。会談では、ベトナムの経済発展、来日したベトナム人技能実習生への対応、2050年カーボンニュートラルへの取り組み、地域の平和と安定など、多岐にわたる分野について意見交換しました。

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 訪問団は同日、ベトナム共産党中央対外委員会本部で、レー・ホアイ・チュン中央対外委員長と会談しました。チュン委員長は、平和と安定のために、各国の政党との友好関係を重要視しているとの認識を示し、泉代表は、「ベトナム共産党との友好関係を強固にしていきたいと思って、外交樹立50年をやって来た」と応じ、政党間交流の覚書を交わす意義について一致しました。会談では、今後の政党間交流のあり方、若い世代の交流、経済協力、民間交流、海洋の安全等について意見交換しました。

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 会談後、泉代表とチュン委員長は、立憲民主党とベトナム共産党の政党間交流に係る覚書に署名しました。覚書は、2015年に民主党とベトナム共産党とで締結した覚書にならい、両国の良好な関係を強化、発展させるため、様々なレベルでの相互訪問、人的交流を行うこと、両国間の経済・貿易・投資の協力関係を促進し、民間交流・協力のさらなる進化、及び日本におけるベトナム人保護・ベトナムにおける日本人保護について協力・支援することなどを内容としています。

20230830立憲民主党とベトナム共産党との覚書.pdf

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 訪問団はこれに先立ち、来日する技能実習生に日本語や生活習慣などの教育を行う、LOD人材開発株式会社を訪問し、ブー・コン・ビン会長ら会社幹部から事業の説明を受け、日本語を学ぶ実習候補生と交流しました。

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