泉健太代表は11月13日、神田財務副大臣が辞表を提出し、持ち回り閣議で政府が辞任を決めたことを受け、記者団からの取材に応じました。神田副大臣は、自身が代表を務める会社の土地・建物が税金の滞納で4度差し押さえを受けたことを認め、国会で陳謝していました。

 神田副大臣の辞任について受け止めを問われた泉代表は、「辞任は、当然ではあるけれども遅すぎる。岸田総理、何をしてたのかなという感じがする」と述べ、「適材適所と言って、この54人(副大臣・政務官)の中に加えた総理の任命責任も当然問われる。総理には、全ての副大臣、政務官をもう一度チェックしてもらう必要があるのではないか」と話しました。

 9月の内閣改造後に副大臣・政務官が辞任するのが3人目となったことについては、「異常事態だ。全く適材適所ではなかったということであるし、派閥順送りの人事をそのまま飲み込んでしまった。事前の身体検査もせずに就任させてしまった総理の罪は大きい」と述べました。

 泉代表は、「黄金の3年間というものに安住し、ただ乗っかっていた結果が今の体たらくに繋がっていると思う。総理も推進力を失っている。われわれとしては、この政権を変えるための努力、準備を急ぎ、加速させたい」と意気込みを示しました。