泉健太代表2月17日、千葉県白井市と埼玉県越谷市で開かれた街頭演説会に参加。宮川伸千葉13区総支部長、竹内千春埼玉3区総支部長らとともに「政治を変えよう」と訴えました。

 西白井駅前での街頭演説後には、地元商店街を回りお煎餅屋さんやお茶屋さん、英語塾等地元商店街を回り、物価高や働く人々の給料が上がらないなかでの厳しい経営状況について話を聞きました。

20240217_155715_01izumi.JPG

 泉代表は、「政治資金規正法は、政治活動が国民の不断の監視と批判のもとに公明・公正に行われるようにし、民主主義を健全に発展させるために制定された」と、あらためてその趣旨を説明し、自民党が長年にわたって組織ぐるみでそれに反して裏金を作ってきた問題の根深さを指摘。岸田総理が、問題解決に向けてしっかり取り組むことなく、確定申告を前に国民に対して「法令に則って適切な納税」を呼びかけたことに、「どの口が言っているのか。裏金議員を一掃しよう」と述べました。

 立憲民主党が主張している企業・団体献金の禁止や、政治資金パーティーの禁止、「連座制」の導入などの改革案についても、岸田総理は決断すれば実現できるにもかかわらず何ら決断しないと批判。「岸田総理が不誠実なのは裏金問題だけではない。子育て支援金は、本来『支援金』ではなく『負担金』。『増税』という言葉を使わずに『税制措置』という言葉にすり替える」とも指摘し、「誠実さのない政権運営をしているのが今の岸田政権。不誠実な総理には代わってもらうしかない」と断じました。

 「自民党政権は(企業・団体から)巨額の献金を受けていることで、本来やるべき政策に踏み出せない状況になっている。本当に正しい政策の優先順位はできない」と述べ、「私は誠実な政権をつくりたい。国民の皆さんにとって誠実な政治を実現したい」と力を込めました。

20240217_114322miyagawa.JPG

 宮川総支部長は、異次元の少子化対策の総額約3.6兆円の財源のうち、2028年度までの社会保障の歳出改革で1.1兆円程度としていることを問題視。その10分の1程度だった、2023年度の社会保障費1500億円の抑制は、(1)薬価の引き下げ(2)75歳以上の高齢者の医療費窓口負担を原則1割から2割負担への引き上げ(3) コロナ禍での雇用調整助成金(雇調金)の削減――と3つの国民負担増・給付削減で賄われたとして、「これから何が起こるのか見ておく必要がある」と提起しました。1兆円程度とされる支援金についても、「総理は実質負担ゼロというが実質増税だ」と指摘。「これを国民は受け入れるのか、これを変えていくのが選挙だ。(自民党の二階元幹事長が党から受け取った)50億円あるなら子どもたちの未来、社会保障に回すべきだ」と述べました。

 また、立憲民主党の経済政策「人からはじまる経済再生」のパンフレットを自身のバイブルだと掲げ、「人を中心に据えた、人を大切にする経済をつくろう、経済原理だけを押し出して強い者だけが勝てばいいというのではなく、実際に汗をかいて一生懸命働いている人たちが報われる経済を作らなければいけないということ。日本の経済を再生させ、そのお金で子育てや、社会保障に充てていきたい。格差を縮めて多くの人が幸福感を持てる再分配の仕事は政治でしかできない」などと力説。「政治には自民党以外の選択肢がしっかりある。私たち立憲民主党は、政権を担うために全力で取り組み、その覚悟と決意を持っている」と訴えました。

20240217_155440takeuchi.JPG

 竹内総支部長は、自民党と政治のカネの問題を取り上げ、岸田総理が「政治活動の自由」を理由に、政治資金の透明化に慎重な姿勢を示していることに、「『政治活動の自由』と言うが、これは憲法に書かれていること。国民が国家権力からの自由のために作られているのが表現の自由や、宗教の自由、政治活動の自由だ。国家権力そのものの自民党が『政治活動の自由』があるからと、自分たちに都合のいい政策活動費を廃止できないなんて、こんな馬鹿にした話はあるか」と批判しました。

 こんなひどい政治が続くと国民の皆さんが政治から離れてしまうと危機感を表明した竹内総支部長。国民の政治離れは自民党を喜ばせることになり、政治離れを止めることが必要だと説き、「裏金問題を、これからどうするかの議論だけで終わらせず、国会で説明責任を果たさせること。『野党はいつまでやっているんだ』というごまかしに乗らずに責任を取らせる世論を作ってほしい」「政治資金規正法の改革。裏金作りや選挙買収ができないよう、政治資金パーティーの廃止や、政策活動費の廃止など、どれだけ厳しく規制できるかにかかっている」「法律を改正してもモラルの低い議員がルールを作る側、政権与党の立場にいたら法律の抜け穴をつくって不正を続けかねない。国民のための政治をしない政治家は選挙で落とす、政権を変えること。自民党政治を終わらせて、お金のため、権力のためでない、国民を向いた政治を進めていきたい」と訴えました。

 白井市の街頭演説会には、昨年の統一自治体議員選挙で当選した伊藤智香子千葉県議(白井市)、荒井靖行白井市議をはじめ地元自治体議員らが、越谷市での街頭演説会では細川威埼玉県議(越谷市)が司会進行を務め、熊谷裕人、高木真理両参院議員をはじめ多くの地元自治体議員がそれぞれ参加しました。

20240217_121335izumi.JPG
20240217_115615shiroi.JPG