泉健太代表は6月29日、千葉県市川市のJR本八幡駅を訪れ、衆院千葉4区の水沼秀幸総支部長と千葉5区の矢崎堅太郎総支部長の合同演説会に参加しました。

 泉代表は、「今、若い人たちが政治の世界に入れないのは、岸田総理が 1人で2億円もパーティーで集めるような政治をやっているからではないか。若い人たちは『そんな政治は僕らには無理、 私にはできない』。そうやって諦めるのではないか」とお金のかかる政治を続けようとする自民党の手法により、若い人の政治参加がしづらくなっていると呼びかけました。そのうえで、今の政治に必要なこととして(1)政治資金収支報告に不正があれば、会計責任者だけではなく政治家も罰する制度に変える(2)お金を持っている人間しか政治家になれない状況を変える(3)使途不明金をなくす――ことが必要だと訴えました。
 その他にも、先細る日本の農業の課題として食料自給率を高めることや、再生可能エネルギーや節電に政府予算を投じてエネルギーの効率化を進めていく等が新しい社会に必要だと訴え、「防衛費ばかりになっている日本の政治の予算の使い方を変えて、未来の産業に投資をしていきたい」と話しました。

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■衆院千葉4区水沼秀幸総支部長
 34歳、平成生まれの水沼総支部長は、岸田政権の掲げる異次元の少子化対策が社会保険料の増額を伴うものであることを指摘し、「ただでさえ少ない若者の手取りをいっそう少なくしている」と述べ、「若い世代の可処分所得を増やすことが必要なのに真逆のことをしている」と話しました。20代、30代、40代の子育ての当事者が政治の場に立てるようにすべきだとするとともに、子育て支援の財源として、日本銀行が保有するETFを国が買い取り、年1兆円ほどの分配金をあてる党の考えを紹介しました。

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■衆院千葉5区矢崎堅太郎総支部長
 裏金が原因で自民党議員が辞職したことで行われた補欠選挙に昨年4月出馬した矢崎総支部長は、「あの時は、自民党の一議員の問題だと思われたかもしれないが、自民党は派閥ぐるみで政治とカネの問題をやっていた」と話しました。先の通常国会で成立した改正政治資金規正法について「不十分だ」と述べ、同じことが繰り返されないように立憲民主党が掲げる政治資金規正法改正案を成立させるため、「政権を変えて、そして権力を変えて、自民党がこれまでやってきた政治、既得権益の政治、先送りの政治、そうしたものにストップをかけて、まっとうな政治、一人ひとりに寄り添う政治を実現する」と表明しました。

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■泉代表ぶら下がり
 街頭演説終了後に泉代表は記者団からの取材に応じました。岸田政権となって1000日が経過したことの受け止めを問われ、「先送りの連続だ」と話しました。「新しい資本主義」、「政治改革」、「選択的夫婦別姓」等、多くの課題を先送りしていることに触れ、「今の日本は答えを出さなければいけない中で、答えを出せていない岸田政権には代わってもらわねばならない」と述べました。