小川淳也幹事長は11月10日、東京都議補選に立候補している千葉めぐみ候補を応援するためJR武蔵境駅南口で街頭演説を行いました。補欠選挙は11月17日が投開票日です。松下玲子衆院議員、塩村あやか参院議員らも参加しました。
■千葉めぐみ候補
千葉めぐみ候補は、自身の経歴に言及。20代の頃、演劇活動を行いながら非正規雇用で働いていたと述べ、「非正規雇用で、保証のない生活。本当に明日風邪をひいたらもう来月食べるものがない。そのようなギリギリの生活の中で、ある早朝のカフェのアルバイトでホームレスの方が来て、対応しなければなければならない状況に立ったことがあった」「自分もホームレスになるかもしれない一歩手前のギリギリの状態だった。なぜこの人を追い返さなければいけないのかとの思いになった」と明かしました。その後、多くの皆さんの暮らしの根っこの部分を支える仕事がしたいという思いから武蔵野市役所に就職。教育委員会、秘書広報課で、市民の皆さまの暮らしの声をたくさん聞いてきたことも振り返りました。コロナの時期には、「コロナにかかったらどうしよう、仕事がなくなってしまったという声、行き場のない声をたくさん聞いてきた」と語り、多くの経験を通じて政治の大きな役割に気づいたと述べました。その上で、「武蔵野市の皆さまの命や暮らし、それを守っていくため、今の政治をしっかりと変えていく。そして、武蔵野市、基礎自治体の規模だけではなく、国を動かすほどの規模の16兆円もの予算をもつ、東京都の政治を変えていくことが必要だと感じた」と力を込めました。
38歳で新人候補者であることから、若い世代の声も伝えたいと述べ、「政治資金パーティーに行っている人だけのための政治ではなくて、皆さま一人ひとりの命や安全、未来のために安心して暮らし続けられる武蔵野市を」目指し、東京都政を変えていきたいと意気込みました。
■小川淳也幹事長
応援に駆け付けた小川幹事長は、千葉候補について「自分の経験があるからこそ、人の痛みを他人事で済ませなくなっている。社会全体で取り組む必要がある課題として引き取ってきた。それが千葉さんの人生であり、今回の立候補はその1つの帰結だった」と強調しました。
「都政にせよ、利権は発生する」と述べ、「大事なことは、この利権に対抗する勢力がいること。そして、時々選手交代することだ」と語りました。その上で「権力を入れ替え、リフレッシュして再出発させることが、長期的にこの国、この町を反映させることになる」と力説しました。
東京都議補選は「国政に大きな影響を及ぼす」とも述べ、「千葉さんの資質、可能性にかけていただき、武蔵野の将来、東京都の将来を一緒にお考えいただきたい」と訴え、千葉候補への支援を呼びかけました。