3月6日、国会内において市民団体主催による「国際女性デー Qの会 院内集会 議席の半分に女性を!“ステレオタイプ”をぶっ飛ばせ」が開催され、立憲民主党から辻元清美・ジェンダー平等推進本部長をはじめ多くの衆参国会議員が参加しました。集会を主催した「クオータ制を推進する会」(略称Qの会・64賛同団体)は、2012年の発足以来クオータ制をめざして女性議員を増やすための法整備活動に取り組んできた団体です。

集会冒頭のあいさつでマイクを握った中川正春・前衆院議員(*「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」前会長)は、「(超党派議連の会長として)自己実現をどこまでも追求していくことができる社会をめざして運動してきた」と振りかえりました。そして、「(女性議員を増やすために)法律をつくるしかない。まず理念法を作った。この次の課題はクオータ制を具体化する法律。そのコンセンサスを国会の中に作っていけるよう私も応援していきたい」と集会参加者にエールを送りました。
*「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」:「候補者男女均等法」(2018年成立)の制定を中心的に担った超党派の議員連盟

また、この超党派議連の事務局長に新たに就任した櫻井周・衆院議員は「国会議員の女性比率はちょっとずつ上がってはいるがまだまだ不十分。政党がやらざるをえない具体的なルール作りを進めていかなければならない。しっかり頑張っていきたい」と決意を述べました。

各党の代表者が主催者からの質問に答える形で進む第2部では、立憲民主党を代表して辻元・ジェンダー平等推進本部長が質問に応じました。
次期参院選挙での女性候補割合について辻元本部長は「立憲民主党は現時点で選挙区の女性比率44.44%、比例区は33.33%、合計で41.67%。あと一歩で5割なので頑張りたい」と述べました。
衆院選挙の比例上位に女性を名簿登載することについては、「前回の衆院選で、まずやってみようということで北海道ブロックで比例1位に女性候補2名を搭載した。この結果や反応をみて今後党内で検討していきたい」と答えました。
候補者均等法を政党の努力規定から義務規定に改正することについては、「党の政策で『国政選挙においてクオータ制を導入し、男女半々の議会(パリテ)の実現を目指す』と明記している」と述べ、「これからも強力に各党に働きかけていきたい」と応じました。
地方選挙での女性候補者擁立方針について聞かれた辻元本部長は、「前回の統一自治体選挙では全国女性キャラバンを展開し女性候補者の発掘し、現職議員で構成する女性候補者支援チームを通じて候補者の活動をバックアップをした。一定の成果を出してきたのでこれをさらに強化したい」と述べました。
最後に辻元本部長は「クオータ制と同時に、今国会では選択的夫婦別姓が大きな課題になっている。与野党超えて広範な賛同を得て成立にこぎつけたい。ぜひこちらの運動も皆さんと一緒に頑張りたい」と決意を語りました。
集会には立憲民主党から阿部知子、篠原孝、金子恵美、松木謙公、大河原まさこ、岡本あき子、吉田はるみ、阿部祐美子、大塚小百合、小山千帆、高松智之、松下玲子(以上、衆院議員)、牧山ひろえ、岸真紀子、古賀千景、塩村あやか、高木真理、(以上、参院議員)が参加しました。

