立憲民主党は3月5日、食料・農業・農村政策ワーキングチーム(WT 座長・田名部匡代参院議員)・農林水産部門(部門長・金子恵美ネクスト農林水産大臣・衆院議員)合同会議を国会内で開催。作山巧明治大学農学部教授から「農業直接支払の制度設計:生産者と消費者の共存に向けて」をテーマにお話を伺い、質疑応答を行いました。(司会:神谷裕農林水産副部門長・食料・農業・農村政策WT事務局長・衆院議員)。
冒頭、田名部WT座長より、「今日から、参議院予算委員会がスタートした。トップバッターとして質問に立たせていただいた。これから参議院では様々な課題について一つ一つ深掘りした議論になっていくと思う。私たちが、食料・農業・農村基本計画に盛り込むべき事項として、農林水産大臣に申し入れた内容が、しっかりと盛り込まれるよう、活動を続けていきたい。皆さんにも後押しをしていただいて、よりよい基本計画となるよう、取り組んでいきたい」とのあいさつがありました。
次に、金子部門長より、「先週金曜日に、農林水産大臣に基本計画の申し入れを行った。田名部座長を中心として取りまとめた私たちの33項目を、斜め読みしかしていないという感じの大臣の残念なお答えがあった。その後しっかりと読み込んでいただいていることと思う。向いている方向性はきっと同じに違いないから、とにかく頑張りましょうという優しいお言葉をいただいた。本当に対応してもらえるのか、これからの議論になっていくと思う。今日は、作山先生にお越しいただいた。作山先生は岩手のご出身。今般の山林火災は厳しい状況。東日本大震災、原発事故から14年となる。そのとき被災された漁業の皆さんも今回被害に遭った。今は命と生活、次の段階は生業の再生、しっかり取り組んでいかなければならない。改めてお見舞い申し上げる」とのあいさつがありました。

作山教授からは、「農業直接支払の制度設計:生産者と消費者の共存に向けて」と題して、農業の収益性と価格転嫁、欧米と日本の直接支払い、直接支払いの制度設計等に関するご講演をいただきました。