立憲民主党は5月20日、国会内で第127回常任幹事会を開会しました。
あいさつに立った野田佳彦代表は、冒頭、与党幹部による会議で選択的夫婦別姓制度の今国会での結論見送りの方針が固められたとの報道に触れ、その判断の根拠に疑問を呈しました。野田代表は「(与党の)根拠は、『選択的夫婦別姓に関わる法律600本、政令2700本を精査するのに時間を要す』とのことだが、我が党の議員がかつて質問主意書を出したときには、民法など数本だったと思う」として、与党を追及する姿勢を示しました。
続いて野田代表は、江藤拓農水大臣が佐賀市内の講演で「私はコメを買ったことない」と発言したことに言及。「国民感情を逆なでする発言だ。この人が引き続き、米の価格形成や流通の改善などの仕事をすることができるのか。国民は信用しないのではないかと思う。その任にあらずだ」と厳しく批判しました。
さらに野田代表は、明日(21日)の党首討論にも言及。江藤農水大臣の発言を任命権者である石破総理に厳しく問いただす姿勢を明確にするとともに、「物価高の問題や、今日から審議に入った年金の問題など厳しく解決していきたい」と意気込みました。
2.報告・承認事項
<幹事長>
小川淳也幹事長は(1)党所属議員の海外派遣(2)国際局の役員構成――等について報告しました。
<政務調査会長>
重徳和彦政務長最長は『次の内閣』閣議審査結果 (第22回・第23回) 等について報告しました。
<組織委員長>
佐藤公治組織委員長は衆議院小選挙区暫定総支部の設立について報告しました。
20250520_第127回常任幹事会_組織委員会報告.pdf
3.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
大串博志選挙対策委員長は(1)第27回参議院選挙に向けた選挙区候補者の公認内定および辞退について提起し、協議のうえで議決しました。
■第27参議院選挙に向けた選挙区候補者の公認内定について
熊本県 鎌田 聡 (新人・満60歳 / 党熊本県連代表)
20250520第127回常任幹事会 選挙対策委員会提出資料.pdf
