立憲民主党は5月15日、野田「次の内閣」第23回閣議を国会内で開催しました。
冒頭のあいさつで野田佳彦代表は、消費税の減税に関する党内の作業チームが「精力的によい検討をして原案が出てきた」と表明。「われわれの特徴は、期限と財源を明示した責任ある減税だ」と強調し、「安易に赤字国債に頼らない内容で準備していただいている」と語りました。
また、年金関連法案について、重要広範議案であるにもかかわらず、国会への提出が遅れていることは「前代未聞」であり、石破政権には「政権担当能力がない」と厳しく批判しました。その上で、翌16日に閣議決定予定の同法案について、「基礎年金底上げの部分が含まれていない」と述べ、「まるで“あん”の入っていない“あんぱん”」だと指摘。徹底的な審議を通して、党の考え方を示していきたいと意気込みました。
1.報告事項
【議員立法登録】
1.「行政書士法の一部を改正する法律案」 《登録了承》
2.「特定空襲等被害者に対する一時金の支給等に関する法律案」 《登録了承》
3.「特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法(騒特法)の一部を改正する法律案」 《登録了承》
【閣法審査(B法案)】
4.「譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する法律案、譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案」 《賛成了承》
【その他】
5.要請「保育士の処遇改善や保育の質の確保等を求める要請」(案) 《了承》
6.閣法「円滑な事業再生を図るための事業者の金融機関等に対する債務の調整の手続等に関する法律案」(早期事業再生法案)について(中間報告) 《了承》
2.協議事項
【同意人事審査】
1.国会同意人事 《全て同意》
【議員立法審査】
2.「貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律案、貨物自動車運送事業の適正化のための体制の整備等の推進に関する法律案」 《賛成》
3.「ギャンブル等依存症対策基本法の一部を改正する法律案」 《賛成》
4.「入管法の一部改正法律案、令和6年入管法・技能実習法改正法の一部改正法案」 《賛成》
5.「スポーツ基本法及びスポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律の一部を改正する法律案」 《賛成》
6.「児童の朝の居場所の確保を図るための措置等に関する法律案」 《賛成》
【閣法審査】
7.「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律等の一部を改正する法律案」 《修正の上賛成》
8.「航空法等の一部を改正する法律案」 《賛成》
9.「盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律案」 《賛成》
10.「環境影響評価法の一部を改正する法律案」 《修正/原案賛成》
【修正案審査】
11.「社会経済の変化を踏まえた年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案(仮称)」に対する修正案 《修正の方向性賛成/詳細一任》