重徳和彦政務調査会長は5月21日、国会内で会見を開き(1)江藤農水大臣の辞任(2)年金改革法案(3)消費税の負担軽減策――等について発言しました。
(1)江藤農水大臣の辞任について重徳政調会長は「佐賀県でのコメは自分は買ったことがないという発言。その後、一旦続投となった時に、あの発言はウケ狙い、方言だったとの発言があった。今コメ対策は国民の間では最も評価できない政策の一つ。そのことに対して、担当大臣がお坊ちゃんだったと評価せざるをえない。国民のかまどから煙があがるように次の農水大臣にはがんばってほしい」と述べ、「緊張感をもって政権を運用してもらいたい」と政府に求めました。
(2)年金改革法案について、重徳政調会長は「自民党からすると、餡子のはいってないアンパン。苦いと思って吐き出した案が、我々の提案で、実は体に良く栄養があると気が付いた。一度は吐き出したので抵抗があるかもしれないが、今の現役世代の受給者にもメリットがあるので前向きな修正協議に応じてほしい」と述べ、大幅な修正に応じるように政府・自民党に求めました。
(3)先週の金曜日に野田代表が発表したわが党の消費税の負担軽減策について、重徳政調会長は「財源確保の作業を通じて、社会保障を損ねることのない対策であり、将来世代に責任を果たす政策。無策のままの政権に対して示した」「党では、本気の歳出改革チームを立ち上げ、予算委員会での省庁別審査を行い、一貫して財源に責任を持って提案してきた。財源なくして政策なし。しっかり理解してもらえるように、党首討論も通じて、参議院選挙を論争あるものにしていきたい」と意気込みを語りました。