長妻昭代表代行は7月10日、大阪府八尾市の近鉄八尾駅前で開かれた街頭演説会で、立憲民主党公認で大阪府選挙区から立候補している橋口れい候補は、人権や格差対策に取り組んできたと紹介。橋口候補を応援してほしいと訴えました。
■橋口れい候補
橋口候補は、私は28年間、この大阪で弁護士をさせていただいていると述べた上で、「大阪のあらゆるところで法律相談をしてきた。およそ6千件と結構な数で、その多くの方々は困っている、声なき声の方だった」と述べ、その声をどう拾っていくか、そういうことに取り組んできた28年だったと振り返りました。
多くの人が詐欺などに巻き込まれていると述べた橋口候補は、「庶民、消費者の皆さんの知る権利や平穏な生活を送る権利が脅かされている。そんな実態をどう変えていくか。もっと法律を、もっと制度を良くし、庶民を守る。それを政策として進めていく」と話しました。
橋口候補は、「泥臭いかもしれない。大きなことではないのかもしれない。だけど、小さなこと、個人的なところに政治的な問題が秘められているはず。だからこそ、その声なき声、あるいは一生懸命聞いて出てきた声、それを大事にしていきたい」と、思いを語り、「人の声を聞く。状態を知る。歴史をお聴きする。証拠を見つける。それを法律に照らし合わせ、法律が足りないならこう変えていこう。こんなことを具体的に提案していきたい。そしてみんなが力強く生きられる社会を作りたい。みんなで共生する社会を実現したい」と語りかけ、厳しい戦いだがぜひ応援してほしいと訴えました。
■長妻昭代表代行
長妻代表代行は、今回の参院選大阪選挙区での情勢について言及し、「大阪選挙区で優勢と言われる候補者を見てみると、人権や格差是正、多様性などについてあまりおっしゃっていないようだ。今日本に元気がない大きな理由は、これらのことを軽く見る政治にあるのではないかと思っている」と話しました。
そして長妻代表代行は、自民党が責任政党を降りた時、必要な責任政党は立憲民主党だ、と力強く打ち出した上で、「橋口さんのような、街の弁護士として、人権、格差、そして多様性。こういう問題に向き合ってきた人物が必要だ」と述べ、橋口候補へのいっそうの支援を呼びかけました。