第27回参院選挙の投開票が7月20日に行われ、青森県選挙区では立憲民主党公認で新人の福士ますみ候補が自民党の現職を破り、初当選を果たしました。
当選確実の報を受けた福士候補は、支援者に深く頭を下げ、「本当に皆さんのおかげ。現場での『頑張れ』の声、笑顔が、どれだけ力になったかわかりません」と感謝の気持ちを述べました。
そして、「ここからがスタートです」と決意を語り、「報道記者としての経験と、課題を捉える力、寄り添う力が自分の強み。これまで以上に地域の声に丁寧に耳を傾け、それを政策に反映させていきたい」と力を込めました。

選挙終盤には声が出なくなる困難もあったが、仲間の支えを受けながら最後まで訴え続けたことを振り返り、「こんな頼もしい先輩方とともに国政で働きたい。皆さんの『変えてほしい』という願いをしっかり受け止めたい」と意気込みを示しました。
どの政策から取り組むのか問われた福士候補は、まずは物価対策に注力し、「食料品の消費税をゼロにすること」「ガソリン暫定税率の廃止」は早急に実現したいと語りました。
また、青森の若者の人口流出を大きな課題と位置付け、「進学や就職で県外に出た若者が戻れる環境づくりを進める。企業やスタートアップの支援、子育て環境の整備に力を入れ、中小企業や農林水産業の活性化で十分な所得と働く場を確保し、地域に根ざした若者の定着を目指す」と抱負を述べました。

