立憲民主党国際局は24日、駐日ドイツ大使館からクラウス・フィーツェ首席公使・政務部長を迎え、第1回「立憲国際カフェ(Rikken International Cafe : RIC)」を国会内で開催。フィーツェ首席公使から「ベルリンの壁崩壊後30年を経たドイツの内政課題」と題する講演を聞き、その後意見交換しました(写真上の左から2人目がクラウス・フィーツ首席公使・政務部長、3人目が亀井亜紀子国際局長、4人目は桜井周国際局副局長)。

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 東西ドイツ統一から30年を経た現在の人々の心理や生活に関して、旧東ドイツ出身者の60代、70代の間で故郷を喪失したような感覚があると指摘。旧東ドイツ地域では従来の社会制度に代わり、旧西ドイツの仕組みが導入され、当該地域の人たちは、慣れ親しんだ暮らしや仕事、ネットワークの多くを失ったという。首席公使は、こうした状況が改善される10年から20年後を迎えた時、「統一が成功」と言えるのではないかと述べました。

 出席議員から「コロナ対策で力を入れていること」「教育を受ける権利の平等性」「米国大統領選の受け止め、バイデン氏の評価」「メルケル首相が辞任表明後もレイムダック化しない理由」「次期首相候補について」「対中、対米政策の現況」「移民の現況について」等の質問が出ました。

 RICは、駐日各国大使などから当該国の現況、日本との関係、国際情勢などについて定期的にヒアリングし、親交を深めることを目的にして24日からスタートしました。

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