第9回政調審議会が14日、国会内で開催されました。冒頭のあいさつに立った泉健太政調会長は新型インフルエンザ対策等特措法の改正について触れ「そもそも政府の対策が累次にわたって失敗しているから今のような状況になっているのに、罰則が議論の中心になっていることは、甚だおかしいということを改めて感じる。ぜひ皆さまともそういった認識を一つにしていただき、われわれの今後の対応をしっかり決めてまいりたい」と述べました。

 また次期通常国会で審議される第3次補正予算については、「GoToキャンペーンのタイミングで政府は大失敗をした。そういう中で、この3次補正にGoToキャンペーンそのものが含まれるというのは、全くあり得ない話だ」「3次補正の目的はコロナ対策ということであり、そうではない予算は、果たして本当に今回の補正予算で計上するべきものなのかどうか精査をしなくてはならない」と、予算の組み替えを求めていく考えを示唆しました。

■報告事項

 泉政調会長より(1)特措法・感染症法改正(2)第3次補正予算(3)国会同意人事について報告がありました。

■審査事項
【議員立法登録】

 「コロナ対応医療従事者等慰労金法案(仮称)」の法案登録・審査、および「子どもの貧困対策給付金法案(通称)(児童の属する低所得者世帯に対する支援に関する法律案(仮称))」の法案登録について、長妻昭厚生労働部会長より報告がありました。前者については賛成・提出することが、後者についても登録が了承されました。

 会議の冒頭、昨年末に新型コロナウイルス感染症により急逝した羽田雄一郎・元国土交通大臣を悼み、黙祷が捧げられました。

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