市民団体主催の「いのちとくらしと雇用・営業をまもれ!衆参補欠選挙勝利!」などをテーマとした集会が19日に行われ、野党各党が参加。立憲民主党からは小西洋之参院議員がマイクを握りました。

 小西議員はまず、緊急事態宣言の解除に触れ、「このままではコロナ変異株や医療体制の課題などにより感染が拡大するのではないか」と強い懸念を表明しました。そして「菅首相のコロナ対策は人災そのものだ」と述べ、「コロナから国民を守るリーダーとして自覚のない菅首相を退陣させよう」とアピールしました。

 菅首相の長男が勤めているk株式会社東北新社が、総務省の官僚に繰り返し接待をしていたことについては、「権力者が相変わらず行政を私物化していることだ」と批判したうえで、小西議員自身がかつて総務省の衛星放送課長補佐をしていた経験をふまえて、東北新社の外資規制違反を発見した経緯を説明しました。そして「総務省は放送事業を取り消すとしているが、放送事業を譲渡する子会社づくりを大臣認可でやってしまった」と述べ、総務省の法律違反を明らかにしました。

 最後に小西議員は、「法の支配を取り戻しましょう!あたりまえの民主主義を取り戻しましょう!まともなコロナ対策をするのに行政を取り戻さないとできない」と訴え、あいさつを締めくくりました。

 集会には柚木道義衆院議員も出席し、参加者への連帯をアピールしました。