近藤昭一企業・団体交流委員長および障がい・難病プロジェクトチーム(PT)の役員は28日、「きょうされん」のメンバーと懇談会を行い、COVID-19の感染拡大における障がい者の方々の状況改善などに関してオンラインで意見交換を行いました

 「きょうされん」は、障がいのある人たちが働く事業所・グループホームを中心とした全国約1,860カ所の会員からなる組織で、障がいのある人の地域生活を支えるとともに、政策提言や要求運動、研修活動などを行なっています。

 近藤委員長は冒頭、参院本会議において本日成立した改正障害者差別解消法に触れ、「本法律も、関係団体の皆さまの活動が後押しして成立した。本日いただく現場からの要望も、ぜひ国会につなげたい」とあいさつしました。

 きょうされんからは冒頭、(1)新型コロナウイルスの感染拡大下における生活(2)旧優生保護法の被害者の人権・尊厳の回復(3)65歳以上の障がい者への支援――に関する要望書が提示され、その後、全国の当事者から実態について具体的な説明が行われました。

 要望書の内容は以下の通りです。
「障がい福祉についての法制度拡充を求める請願」についての要望書.pdf

 議員との意見交換では、介護・福祉従事者への処遇改善加算の効果、COVID-19で減収した作業所での商品開発や販路開拓、ワクチン優先接種の地域差、書類作成の軽減負担、生活保護の見直しなどに関して、活発な発言がなされました。

 障がい・難病PTの山花郁夫座長は、「要望書にならんだ文字の向こうには、これだけの思いや具体的な実態があることを実感した。障がい・難病PTの議員で役割分担をし、所属の委員会でできることを進めていきたい」と締めくくりました。

【参加議員】
近藤昭一、山花郁夫、小宮山泰子、金子恵美、道下大樹、早稲田夕季各衆院議員
川田龍平、石橋通宏、横沢高徳各参院議員