泉健太政務調査会は29日、東京都議会議員選挙に世田谷選挙区から立候補している風間ゆたか候補とともに上野毛駅周辺と二子玉川駅で街頭演説をおこないました。風間候補は、区議会議員として4期14年、民間企業での経験を活かし教育行政や子ども政策をけん引してきました。地元で長年ともに活動してきた手塚仁雄衆院議員(東京5区総支部長)、元東京都議会議員の塩村あやか参院議員も応援に駆け付けました。

DSC_5432teduka.jpg

 手塚衆院議員は、世田谷選挙区では立憲民主党として唯一公認候補を2人擁立しているとして、「現職議員の再選だけでは勝利とは言えない」と風間候補の必勝を誓い、「都議会では自民党、公明党、小池都知事自らが立ち上げた都民ファーストを合わせ、行政側、都知事の提案に対して賛成することを前提にしている議員が8割を占めている。行政に対するチェック機能をしかり果たさなければ民意には応えられない」と表明。都議会で2割しかいない是々非々で臨める、場合によっては小池知事の暴走にブレーキを踏める都議会議員が必要だと述べ、「まっとうな議会をつくるために風間候補にお力添えを」と支援を呼びかけました。

DSC_5446shiomura.jpg

 塩村参院議員は、4年前の都議会議員選挙では小池都知事が「古い議会を新しい議会に」と議会刷新を訴え、自ら立ち上げた都民ファーストが圧勝したと振り返り、しかしながらその結果、今の都議会は新型コロナ対策感染症対策では知事の20回にもわたる専決処分を止めることができず、臨時議会も開かれないまま財政調整基金が取り崩されていると問題視。「地域の代表である議員の声を聞かないまま機能不全に陥っているのが今の議会だ」と述べ、子育て・教育政策をはじめ経験豊富な風間候補を都議会に送ってほしいと訴えました。

DSC_5455kazama.jpg

 風間候補は、「子ども最優先」を掲げ、区政改革の先頭に立ってきたなか、コロナ禍で区政だけでは突破できない壁をあらためて思い知らされ、都政へチャレンジを決断したと表明。パフォーマンスばかりの小池都政に対し、まっとうな政治に変えるために一丸となって戦っていると述べました。めざす東京政策として(1)ジェンダー平等の推進(2)学校教育のアップデート(3)SDGsに応じた経済と環境政策(4)子ども子育て予算の拡充(5)暮らしの安心安全対策強化――を掲げ、大切な1票を投じてほしいと支援を呼びかけました。

DSC_5513izumi.jpg

 泉健太政調会長は、東京都議会議員127人のうち立憲民主党会派の議員はわずか7人だが、このうち4年間の任期で最も質問に立った回数が多い議員が2人もいるとして、「地元の声をしっかりと代弁する、バイタリティーにあふれている」と紹介。区議4期を務めた即戦力の風間候補が加わることで、さらに力が大きくなると期待を寄せました。

 その上で、今回の選挙の争点の1つである東京オリンピック・パラリンピックの開催については、平時であれば大歓迎だが、この感染状況のまま開催していいのかと提起。開催の成功による経済効果は1.8兆円、一方で、感染が拡大しもう一回緊急事態宣言を発令することになった場合の経済損失は6兆円だという、民間シンクタンクの分析調査に触れるとともに、立憲民主党は、全ての関係者に対し入国の際には、例外なく10日間の宿泊施設待機とその間3回のPCR検査を徹底することや、子どもたちが観戦する「学校連携観戦プログラム」への参加を望まない子どもや保護者の意思が尊重されることなど、国会閉会後も政府に対しさまざまな要請をしていると述べました。「自民党や公明党、都民ファーストの議席が増えると、オリンピック・パラリンピックの開催を認めたことになる。観客を入れていいという流れが強まる」と指摘、こうした流れを止めるためにも立憲民主党への支援をと呼びかけました。