2021年7月4日

東京都議会議員選挙の結果を受けて(談話)

立憲民主党幹事長 福山 哲郎

 本日投開票が行われた東京都議会議員選挙において、立憲民主党は、公認候補28名、推薦候補5名を擁立し、公認候補15名、推薦候補2名が当選を果たすことができました。ご支持、ご支援をいただきました都民の皆さま、全国から応援をいただいた皆さまに、心より御礼を申し上げます。

 今回の都議選は、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中で、当たり前の日常が奪われ、感染拡大や生活の不安、事業継続の先行きの不安など、都民の暮らしがさまざまな苦境に直面する中で実施されました。今回の投票率の低さを見ても、有権者の政治に対する期待にそうことができなかったことは、重要な反省点でした。

 東京はすでに「第5波」の感染拡大に直面しようとしています。このような状況の中で開催されようとしている東京オリンピック・パラリンピックにどんな意義があるのか。この先の都民の命と暮らしを守るためには、政治は何を優先しなければならないのか。立憲民主党は、このコロナ禍において、オリ・パラ開催を優先する政治から、『命と暮らしを守る政治への転換』を訴え、この危機的な状況を打開する都政の実現を訴えてきました。

 選挙結果は、小池知事を与党として支える都民ファーストの会が大きく議席を減らし、また、今回の選挙で国政と同様に選挙協力を復活させた自民・公明両党も、過半数の議席獲得は達成できず、前回選挙の失地回復も実現できませんでした。こうした中で立憲民主党は、多くの都民の皆さまの支持を得て、議席を拡大することができました。しかし、その結果は十分なものではなく、まだまだ力不足であることも明らかになりました。

 今回の都議選の結果は、政府与党が進める政治に対する批判が底流となって流れ、政治の大きな転換を求めていることを示しています。立憲民主党は、都議選に寄せられた有権者の皆さまのさまざまな想いや声をしっかりと受け止めて、来るべき衆議院総選挙で政権交代を実現し、『命と暮らしを守る政治への転換』に全力を挙げて取り組んでいく決意です。