市民団体が主催する「いのちとくらしと人権まもれ、五輪ではなくコロナ対策を!自民党改憲4項目反対!」などをテーマとする集会が19日、国会議員会館前で開催されました。野党各党が出席し、立憲民主党から小西洋之参院議員があいさつしました。

 小西議員は国民投票法改正法案が通常国会で成立して1カ月経過したことについて、「多くの皆さんが改憲論議がどんどん進んでしまうのではないかと懸念している」と述べたうえで、答弁拒否の連発など国会審議が蔑ろにされている現状を踏まえ、「法の支配も議会制民主主義も崩壊しているもとで改憲議論は許されるものではない」と強調しました。

 そして、「国民の皆さんの手に憲法を取り戻すこと。当たり前の法治国家を取り戻すこと」が国会議員の役割であり、「民主主義の破壊下での憲法改正論議は、国会議員の憲法尊重擁護義務に反するという信念を持って頑張らなければならない」と決意を表明しました。

 最後に小西議員は、「この秋までにおこなわれる衆院総選挙で改憲勢力を3分の2以下の議席に減らし、当たり前の民主主義を取り戻す」と約束してあいさつを締め括りました。