1945年の敗戦から76周年を迎えた15日昼、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で市民団体主催の「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会」が開催され、近藤昭一衆院議員が立憲民主党を代表して誓いの言葉を述べ、献花しました。
主催者を代表してフォーラム平和・人権・環境の藤本泰成共同代表は、「8月15日、今日この日、戦闘員、非戦闘員を問わず、第2次世界大戦で亡くなった約310万人のすべての犠牲者の人生に思いをはせ、その無念を感じ取る日でなくてはなりません。私たちは、戦争犠牲者のそれぞれの言葉に思いをはせながら、その言葉にあふれる美しき心を感じ取りながら、しかし、その死を美化してはならないのだと思います。多くの兵士の遺骨は、家族のもとには戻りませんでした。異国の地に無残にもうち捨てられた多くの人々の無念を、私たちは忘れてはいけないのです。戦争の惨禍に命を落とした方々の、まことの思いを受け止め、二度と戦争を繰り返さない、その決意を新たにする」とあいさつしました。
近藤議員は「終戦から76年という長い月日が流れ、戦争の体験を語ることができる方々が年々少なくなっていています。しかし、戦争の悲劇が忘れ去られるようなことがあってなりません。私たちには、戦争の記憶を語り継ぎ、平和の尊さを次世代に伝えていく義務がある。自公政権は不当な憲法解釈変更による歯止めなき集団的自衛権の容認や、防衛費の際限なき膨張など、立憲主義、平和主義を脅かすような動きを強めており、このような流れは断ち切らなければなりません。立憲民主党は、立憲主義を守り、平和主義を堅持し、国際協調と専守防衛を貫くとの立場を明確にし、改めて国際社会の平和と繁栄に貢献する決意を新たにしていく」と述べました。
集会には阿部知子衆院議員も参列し、あいさつと献花をおこないました。