蓮舫代表代行は2日、埼玉県春日部市を訪れ、埼玉13区三角創太総支部長、熊谷裕人参院議員らと街頭演説をおこないました。

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三角創太総支部長

 大学卒業後に銀行へ就職し、6年勤めたのちに政治の世界に飛び込んだ三角総支部長。今年の1月に女の子が産まれ、その子が生後3週間ほどで新型コロナウイルスに感染したことを明かしました。大学病院に入院できたにもかかわらず、新型コロナウイルスに感染している新生児を受け入れることがその大学病院では初めてであり、新生児のケアをするほど医療に余裕がないため、三角総支部長の奥さんが一緒に入院せざるえなかったエピソードを紹介。三角総支部長は、「無事に妻も娘も退院することができたけれど、改めて医療のひっ迫、病床のひっ迫が極めて深刻なんだと肌身をもって体感した出来事だった」と述べ、「医療体制の徹底した支援と病床の確保を実現したいと強く思っている」と強調しました。また三角総支部長は、母子家庭で育ち、高校時代は時給700円でファミリーレストランで働いて学費を稼いでいたことにも触れました。同じく母子家庭でアルバイトをしていた友人が、高校をやめてアルバイトをしなければいけなくなった話をし、「彼自身には何の責任もないにも関わらず、なぜそこで勉強をあきらめないといけないのか。そしてそのあと、就職についても選択肢が限られないといけないのか。非常に不条理な世の中だなと思ったのが政治家を志した私自身の原点だ」と政治の世界に飛び込んだきっかけを述べました。そのうえで、自身の実現したい政策として高校の授業料完全無償化と大学向けの給付型奨学金の実現を掲げ、「どんな家庭に生まれたお子さんであっても、教育の機会は均等に得られる社会を、自分自身の経験からも実現したい」と力を込めました。

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蓮舫代表代行

 蓮舫代表代行は、自民党総裁選で岸田文雄総裁が選ばれたことに触れ、「自民党総裁選挙に皆さん投票できなかったでしょう。投票できるのは自民党の国会議員と党員だけ。そして、自民党は変わったと言いながらも全く変わらない。安倍さん麻生さんを引き継いだ内閣。野党としてこれは戦いやすい。やっぱり自民党では変われない。変えられない」と述べました。さらに蓮舫代表代行は、「これまでの延長線ではない政治が、いま求められている」と述べ、例えとして、新型コロナウイルスの感染拡大により仕事やアルバイトがなくなり家賃を払えなくなった学生が多くいるため、GoToトラベルにあてた予算が余っているならば家賃補助に振り分けるべきだと主張しました。「親からの仕送りに頼れない。もう自分では立ってられない。学校もやめる。実家に帰る。でも東京から帰るのは宣言が終わらないと帰れない。こんな分断された景色が、どれだけこの夏に広がったか。だから私たちはGoToトラベルにもう使わない2兆円があるならば、家賃補助制度を作ろうじゃないかと提案している」と強く訴え「だから政治を変えないといけない。これまでの延長線ではない政策を訴えなければいけない」と呼びかけました。

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 蓮舫代表代行は、三角総支部長について「岸田総裁と実は共通点が一点ある」と述べ、どちらも東京の開成高校出身であることに触れました。一方で岸田総裁が3世議員であり自民党議員の多くが世襲議員であるのに対し、三角総支部長が母子家庭で学生時代からアルバイトで学費を稼いできたことに「見えている景色が違うんじゃないですか」と述べ、人の苦しみ、弱み、悲しさが誰よりもわかるのが三角総支部長だと紹介しました。

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熊谷裕人参院議員