蓮舫代表代行は10日、兵庫県加古川市を訪れ10区の隠樹圭子(おき・けいこ)総支部長とともに街頭演説をおこないました。

 隠樹総支部長は、約20年間介護の現場で働いてきて、介護職員が介護休暇も取れない現状を何とか変えたいと思っていたが、「政治は私たちの方を向いて政治をしてくれていない。本当に失望して絶望していました」と政治に対してあきらめを持っていたことを振り返りました。さらに隠樹総支部長は、「今回のコロナ禍で露わになったのは社会の脆弱性ではないでしょうか。強い者が弱い者を叩き、叩かれた弱い者がさらに弱いものを叩く。本来であれば弱いものを守る。これがこれまでの日本の歴史で積み重ねてきた日本が誉とするものであったのではないでしょうか。私はそんな格差と分断が広がった日本を未来に残したくない」などと主張し「経済のために人が右往左往させられるのではなく、人のために経済を回す。あくまでも人をど真ん中に置いた政治に変えたい」などと訴えました。

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隠樹圭子兵庫10区総支部長

 蓮舫代表代行は、「コロナ禍で世の中は変わりました。社会は変わりました。暮らしは変わりました。経済のあり方が変わりました。本当に頑張りたくても頑張れない人たちも出てきた」と現状を述べ、「豊かな人、所得が高くて株や金融商品をたくさん持っている人たちは実質税収は高くありません。だったら金融課税を見直して、持ってる人たちにもう少し負担をいただいて、それを財源に頑張りたくてもこれ以上は頑張れなくなっている人たちを支援する財源にしたい」と主張しました。岸田総理も総理就任会見で金融所得課税の見直しを主張していたにもかかわらず、たった5日で当面は金融所得課税の見直しには触れないと主張を覆したことに対し、蓮舫代表代行は「言ってる事がコロコロコロコロ変わる。やっぱり変えられない。随分としがらみがあるんでしょう。見えないところで言ってはいけないことを言ってしまったんでしょう。だったら私たちが見えるところで議論をしよう」と衆院解散前に予算委員会を開会して議論することを求めました。

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蓮舫代表代行