蓮舫参院議員は6月16日、東京・JR町田駅前で街頭演説を行い、足を止めて聞き入る多くの聴衆に向け、まっとうな東京都政を作ろうと訴えました。今回の街頭演説には、枝野幸男、小川淳也、馬場雄基各衆院議員、奥村政佳参院議員をはじめ多くの自治体議員も参加しました。司会は伊藤俊輔衆院議員が務めました。

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 蓮舫議員は、「私が生まれ育った東京、私が双子を育てた東京、この東京から変えていかなくては、政治の信頼がどんどん失墜していくからとの思いで決断した」と、思いを述べました。その上で、神宮外苑の樹木の伐採、都庁のプロジェクションマッピングなど、一度立ち止まって考えることが必要な問題があると話した蓮舫議員は、「神宮外苑の再開発については、開発の前提となっている『公園街づくり規制』の適用の是非を含めて厳格に検証していく。国の子育て支援が34億円に対し2年で48億円のプロジェクションマッピングは、期間を限定にするなどして浮いた財源で福祉政策に使った方がいい」と述べました。

 「この20年間、行財政改革に力を注いできた」と述べた蓮舫議員は、「行革は手段だ。その手段をもって東京都政に挑んでいきたい。東京都の予算は特別会計を入れたら17兆円、都の職員は20万人。このお金が本当に正しく適切に使われているのか、私に洗わせていただきたい」と、改革に向け強い意欲を示しました。

 そして蓮舫議員は、「いつだれが決めたのか、分からないことが多すぎる。情報公開があまりにも少ない。都民の皆さんに聞いて、専門家、現場の声を聞いてボトムアップの都政を作って行く。一緒に東京を作って行こう」と訴えかけました。

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 枝野議員は、「東京には高層ビルもニュータウンも、人の集まる大きなイベントもあるが、安心して歳を重ねることができる仕組みが足りているか。若い人たちが夢と希望を叶えることが出来、努力をすれば報われる、そのための枠組みが存在しているか」と問いかけた上で、「派手なイベントや建物はたくさんあるが、そこに暮らす一人ひとりの皆さんの暮らしの安心は首都東京をもってしても足りない。この足りないものをしっかりと底上げをして、安心して歳を取ることが出来る、安心して家庭を持ち、子どもを産み育てることが出来る東京を作ることが政治の、都知事の仕事ではないか」と語気を強めて訴えました。

 枝野議員は、「行財政改革を進め、利権の中抜きを許さず本当の改革をやっていこう。まっとうな政治を、まっとうな都政を作るにはあなたの力が必要だ。皆さんと一緒に、まずこの東京からまっとうな政治を作り上げていこう」と政策への理解を求め、力強く訴えました。

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 小川議員は、東京都政の課題について言及し、「この8年で、独裁型、開発型の東京都政が進んできた。極めつけは2年前の東京オリンピックだった。(当初の経費は)7千億円と言っていたのが1兆4千億円になった。オリンピック後にいくつかの施設は残ったが全部赤字だ」と述べました。さらに、「この8年で都の資産は4兆円増え、債務も2兆円減ったが、この陰で、都の職員の非正規化が進み、予算に占める人件費の割合も減っている」と、強い光の陰で、日の当たらない部分をずいぶん増やしてきたと指摘しました。

 小川議員は、「私たちが私たちの力で都政を方向転換させなければならない。これまでの都政を振り返り、皆さんの決意を、情熱をもって、これからの都政を変えていこう」と述べました。

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