福山哲郎幹事長代表は19日、札幌市営地下鉄平岸駅で3区の荒井ゆたか候補の応援演説をおこないました。

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 福山幹事長は、荒井候補について「実は、ゆたかさんと私は25年来の友人で、ゆたかさんが学生時代、私は政治を志す者として、日本の政治や、日本の社会の将来について夜を徹して議論していた」と紹介。その後、ソフトバンクの孫会長の下で働き、東日本大震災復興支援財団の専務理事を務めた荒井候補者は「東日本大震災の現場で、多くの子どもたちや不安な思いを感じている人たちに向き合い、サポートをされていた。ゆたかさんは現場で次の時代の日本の課題を頭に入れて、戦っている」と絶賛し、「父親の荒井聰(さとし)さんの後にゆたかさんと、何としても国会で一緒に仕事をさせていただきたい」と集まった聴衆に支援を呼びかけました。

 衆院選に向けて、福山幹事長は「この選挙は10数年ぶりに政権を選択する選挙になった。野党で候補者を一本化した」と意気込みを語り、「自民党はやっぱり変わらない。変われない。変わらないなら、多様性を認めあう社会に変えようではありませんか」と強く呼びかけました。

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 荒井候補者は公示日に応援に駆けつけた福山幹事長に謝意を述べた後、聴衆に衆院選に挑戦する決意を表明しました。

 「先人たちは次の世代にどうやって発展させていくかを考えて、札幌をつくり、日本を創ってきた」と語り、「60年前に祖父が学校を創設、30年前に父が政治を志し、サラリーマンを辞めて立候補し、政治家として走り抜けてきた」とこれまでを振り返りました。

 荒井候補者は「30年前の日本は世界に冠たる経済大国で、世界の10大企業の中に7社も入っていたのが、今は1社もない」と日本の国際競争力の低下を指摘する一方、2009年の民主党政権の時に高校無償化、私立高校に対する補助を始めたことに一定の評価を示しました。そのうえで、「時間かかかるが、結果は必ずついてくる。日本人は苦しい時こそ、未来の子供たちに対して、最優先に策を講じてきた。一番語りたいことは『未来の子供たちにわれわれは何をどうしていくのかだ』」と強調しました。

 ソフトバンクから学校長に転身した荒井候補者は「残念ながら、子どもの自殺者は415人。10年前の2.7倍にもなった。子どもたちが希望をもてない国に未来はあるのか。今こそわれわれ大人が未来のために立ち上がるべきだ。自分たちで変えるしかない。次の世代のために政治を動かしていきたい。国を動かしていきたい」と強く訴えました。

 荒井候補者は「東日本大震災で大変学んだ。常にオープンにやっていくことが大事。隠してはいけない。そういう政治を終わらせたい。若い世代に自信をもって、未来はあるんだと言われるような政治をやっていきたい」と決意を語りました。

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