岡田克也常任顧問は20日、香川県高松市を訪れ、香川1区から衆院選に立候補している立憲民主党公認の小川じゅんや(おがわ・じゅんや)候補の応援演説をおこないました。小川候補は、「政治だけがこれだけ時代が変わっているのに昭和のまま。その政治を何とかリニューアルして、新しい時代にふさわしいものに作り替えて行きたい」と意欲を示しました。
■小川じゅんや(おがわ・じゅんや)候補
ドキュメンタリー映画でも取り上げられた小川候補は、今回の選挙は衆院議員6期目への挑戦。2017年以来となった総選挙について「4年ぶりに意思表示をできる機会ですから、ぜひ長く続いた国民不在の1強政治にきちんとノーと言おうじゃありませんか」と聴衆に呼びかけました。安倍政権下で集団的自衛権、共謀罪、特定秘密保護法など国家ができることが強化されてきたことに触れ、「国家を大事にするのは結構ですが、国民も大事にしてくれと言いたい。コロナだって、そうでしょう。普通の国民、普通の暮らしをしている庶民が困っているんですよ。だったらそれに寄り添う言葉と政策を持ってくれと言いたい。もし、今の日本を長らく支配してきたいわゆる既得権益の世襲政治にそれができないのだとすれば、私たちの手で変えていこうじゃありませんか」と訴えました。新型コロナウイルス感染症の影響についても、「170万人が感染し、1万8000人が死んだんです。いまでも30万人が後遺障害に苦しんでいます。厳しい事業環境、苦しい生活、全ては私は政治の責任だと思っている」と述べました。また、人口減や高齢化、社会保障のほころび、財政悪化、気候変動等日本が抱えている課題をあげ、「いよいよ私たちの国は、本格的にこの本物の構造問題に全力で立ち向かっていかなければいけない時代を迎えているのではないでしょうか」と問題を提起。「皆さまのお子さんやお孫さんたちのためにもこの国で私たちが誇れるような政治を一緒に作ってまいりましょう」と述べました。
■岡田克也常任顧問
新型コロナウイルス対策について「だれが見ても難しいのは私もわかる」と述べる岡田顧問は、「しかし、安倍さん菅さんの総理大臣としての決断があって感染が拡大した。アベノマスク、GoToは早くやりすぎたこと。デルタ株を甘く見て、専門家が何とかして国民の皆さんに7月8月、行動を自制してくださいと言っている横でお盆までには『緊急事態宣言を解除できるかもしれない』と言い、そんなこと言うから国民の皆さんの行動抑制も不十分だった」と総理の決断が誤っていたために感染が拡大したと指摘しました。
小川候補については、「議運(議院運営委員会)の筆頭理事で国会運営の責任者を任せられている有能な人」と紹介。「小川じゅんやにとってこの選挙はまさしく正念場。皆さん、堂々と勝利できるように皆さんの力を貸してください」と訴えました。また、岡田顧問は必ず投票に行くように呼びかけ、「このままの安倍的政治が続くようなこういう日本ではだめ。ここで大きく変える、野党の数を増やして、そして、与野党がほぼ同じ力をもって競い合えるような、そういう政治を今回作りだして、もっと国会審議もまともな議論が行われるようにする。与党と野党、対峙することもあるが時には協力してやっていくこともできる。こういう政治をつくるために、ぜひ小川じゅんやを皆さんの力でこの選挙区で勝たせて国会に送っていただきたい」と強く聴衆に求めました。