半島地域の振興と持続的かつ自立な発展について議論する「半島振興対策促進大会」が25日、都内の会場で開催され、半島地域振興対策協議会、半島地域振興対策議会議長連絡協議会、全国半島振興市町村協議会の加盟者と、各党議員が参加しました。立憲民主党からは小西洋之参院議員が党を代表してあいさつをおこないました。

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 主催者あいさつのなかで、半島地域振興対策協議会会長をつとめる仁坂吉伸・和歌山県知事は、他の地域と比べ、人口減少や少子・高齢化が進行し、産業基盤や社会基盤の整備などに多くの課題を抱えていることに言及。「半島に住む者は、単に地方であるというだけではなく、もう少しハンディキャップを負いつつ懸命に生きている。都市と違って新しい産業がなかなか及ばないため、観光でなんとか生きていこうとしたが、コロナ禍で思うようにいかない。引き続き半島対策にご支援いただきたい」と要請しました。

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 立憲民主党の小西参院議員は、「一昨年、超党派で脳卒中と心臓病の対策に関する立法をさせていただいたが、その際も、半島における多大な搬送時間や、専門医をはじめとする医療体制の必要性が議論された。さらに、私の地元・南房総でも台風15号と19号が甚大な被害をもたらしたが、立憲民主党として、国政レベルでも防災にしっかり取り組んでまいりたい」と言葉を強めました。

 会の最後に、半島振興対策として以下の実現を求める決議が採択されました。
1.特産品の開発や販売促進、観光振興、移住定住促進のための予算確保
2.高規格道路など社会基盤の整備
3.防災・減災のための予算確保
4.生活環境や情報に関する格差是正
5.医師不足解消
6.自然や歴史・文化を活かした観光推進