泉健太代表は2月25日、国会内で定例記者会見が行いました。ロシアがウクライナへ侵攻したことについて「断固として非難したい」と強く主張しました。

 「今日の会見は悲しい日でもある」と述べる泉代表は、2015年に日ウクライナ友好議連の役員の一員としてウクライナの首都キエフやチェルノブイリを視察したことを紹介。「平和なウクライナが今、緊張状態に置かれ、また大きく被害を受けているのは大変遺憾だ」と表明し、ロシアが侵攻をやめ、「交渉協議のテーブルにつくべきだ」との考えを示しました。
 また、こうしたロシアの姿勢に対し「安保理の常任理事国として、資格があるのか。日本政府はアメリカや各国とともに国連の中でも主張していくべきではないか」と投げかけました。

 昨日、エマニュエル駐日米国大使と面談したことに触れ、エネルギー高騰を受け、LNGの増産について米国の状況の確認を泉代表が求めたところ、米国としてもさらに増産するように考えていきたいと話があったことを紹介しました。
  
 昨日の参院予算委員会初日で、蓮舫議員が質疑途中に政府に対しウクライナ情勢を受け国家安全保障委員会(NSC)を開催するべきではと提案したところ、中断してNSCが開催されたことにも触れました。泉代表は、「立憲民主党としても政府の迅速な対応が必要な場合には今後も協力をしていくつもりだ」と述べ、国民への情報提供のために場合によってはウクライナ問題に関する集中審議も前向きに対応してほしいと政府の対応を望みました。

 新型コロナウイルス対策については、雇用を維持しつつ、休業手当を支払う企業を支援する雇用調整助成金の特例措置を5月末まで延長を検討すると報道されていることについて、泉代表は立憲民主党の提案が受け入れられたと紹介しました。そのうえで、今後も国民からの要望を提案し、病床確保や立憲民主党が提出したオミクロン・感染症対策支援法案の成立等を政府に要望していく考えを示しました。
 また今朝、連合の芳野友子会長と会談したことを報告しました。