立憲民主党は3月8日、国会内で第44回常任幹事会を開催しました。
泉健太代表は冒頭のあいさつで、（1）クオータ制を推進する会（Qの会）主催の院内集会への出席（2）代表談話の発信（3）国際女性デー街宣――等「3月8日国際女性デー」にあたっての自身の取り組みについて列挙しました。そのうえで、政治分野でのジェンダーギャップ指数について日本は156カ国中147位である点を「世界の後塵を拝している状況」だと述べ、「立憲民主党では政治の世界でジェンダー平等をどんどん進めていこうと、取り組みを進めています。女性の政治参画を一層進めていくよう共に取り組んでいきましょう」と呼びかけました。
緊迫するウクライナ情勢の影響を受け、日本の国民生活や経済に影響が出る懸念があるとの認識を示し、小川政調会長に物価高騰に関する考え方を整理をするよう指示したことを明かし、（1）物価高騰への対策（2）子育て関連施策（3）非核三原則堅持を含む安全保障政策――の３つの主要課題に関する国会議論において、立憲民主党の提案・提言を行う準備を速やかに進めていくと語りました。
また、「週末の募金活動では本当に多くの方にご協力をいただきました。インターネット募金や振込みなどの手段もありますが、街頭だからこそ、足を止めてくださる機会を全国で作ることができた。取り組みを継続していきます」と述べました。
3月11日は東日本大震災の復興への取り組みを風化させてはならないという観点から宮城・岩手両県を訪問することも明らかにしました。
【報告・承認事項】
＜幹事長＞
（1）ウクライナ対策木都の設置（2）ウクライナ難民支援募金――等について報告があり、承認されました。
＜国対委員長＞
国会対応等について報告に立った馬淵澄夫国対委員長は（1）同日夕に文書通信交通滞在費（文通費）の与野党間の協議の場が設置され、過去の経緯・政治活動費としての位置づけなどの議論が始まったこと、（2）調査結果が明らかになったところで藤井内閣審議官の参考人招致を求めていくこと――などを報告しました。
＜参院国対委員長＞
難波奨二参院国対委員長は2月24日から参院での予算審議が始まり、今週で予算審議の時間がトータル54時間積みあがってきたと述べ、3月18日の予算成立を目論んでいると言われるなか、今後は自民党との攻防になると報告しました。
＜政務調査会長>
政調審議会(第40回、41回)審査事項について報告しました。
（報告・承認事項）
＜選挙対策委員長＞
１ 首長選挙の結果について
【推薦】
〇滋賀県長浜市長選挙（２月２７日投開票）立候補者数４
藤井 勇治（１２，８２４票・２位 / 落選）
〇福岡県行橋市長選挙（２月２７日投開票）立候補者数３
田中 純 （ ７，３０１票・３位 / 落選）
２ 地方自治体議員選挙における候補者の公認推薦について
【公認】
○秋田県男鹿市議会議員選挙（４月１０日投開票）定数１６ 小野 肇 （新 人・５８歳 / 元男鹿市企業局ガス上下水道課長）
○秋田県能代市議会議員選挙（４月１７日投開票）定数２０
藤田 克美 （現職４期・７２歳 / 能代市議会議員）
○福島県伊達市議会議員選挙（４月２４日投開票）定数２２
佐藤 実 （現職４期・６１歳 / 伊達市議会議員）
○茨城県小美玉市議会議員補欠選挙（４月２４日投開票）欠員３
中山 智夫 （元職１期・７４歳 / 元小美玉市議会議員）
○熊本県宇城市議会議員選挙（４月１７日投開票）定数２２
中山 弘幸 （現職４期・６１歳 / 宇城市議会議員）
○大分県臼杵市議会議員選挙（４月２４日投開票）定数１８
匹田 久美子（現職１期・５５歳 / 臼杵市議会議員）
【推薦】
○秋田県八峰町議会議員選挙（４月１７日投開票）定数１２
奈良 聡子 （現職１期・５８歳 / 八峰町議会議員）
○福島県伊達市議会議員選挙（４月２４日投開票）定数２２
河野 裕之 （新 人・３９歳 / 元衆議院議員秘書）
○栃木県那須烏山市議会議員選挙（４月２４日投開票）定数１６
髙田 悦男 （現職４期・７３歳 / 那須烏山市議会議員）
○島根県大田市議会議員選挙（４月 ３日投開票）定数１８
柿田 賢次 （新 人・６０歳 / 元ＪＰ労組石見支部支部長）
○山口県岩国市議会議員選挙（１０月２３日投開票）定数２８
神邑 忠明 （新 人・４４歳 / ルートＳ学習会代表）
【推薦】から【公認】への変更
○福井県坂井市議会議員選挙（４月１７日投開票）定数２４
伊藤 宏実 （新 人・６４歳 / 会社役員）
３ 首長選挙における候補者の推薦について
○東京都練馬区長選挙 （４月１７日投開票）
吉田 健一 （新 人・５５歳 / 学校法人練馬みどり学園理事長）
○静岡県沼津市長選挙 （４月２４日投開票）
頼重 秀一 （現職１期・５３歳 / 沼津市長）
○沖縄県沖縄市長選挙 （４月２４日投開票）
森山 政和 （新 人・７３歳 / 前沖縄市議会議員）
＜組織委員長>
吉川沙織委員長が以下を報告しました。
〇参議院総支部の設立について
兵庫県選挙区 相崎佐和子 新人
○ 総支部長の異動について
立憲民主党青森県第３区総支部
（旧）衆議院小選挙区総支部 山内崇→ (新）暫定総支部 田名部匡代
○ 前回衆院選惜敗の候補者が総支部長を務める総支部の取扱いについて
〇2022年党員・協力党員拡大の取り組みについて
＜企業・団体交流委員長>
小宮山泰子委員長から各種団体まわりを精力的に行っている旨の報告がありました。
<つながる本部長代行>
田名部匡代本部長代行からウクライナ支援募金を５日から全国で開始し、本日東京・有楽町で行う「国際女性デー」街宣でも募金活動を行うとともに、9・10・11日も、つながる本部役員を中心に行っていくと報告がありました。
<ジェンダー平等推進本部長代行>
岡本あき子本部長代行から女性候補者支援チームを発足したことについての報告がありました。希望する選挙区新人女性候補者向け支援内容は（1）人的支援（2）メンター制度（3）ケアラーに対する配慮（3）専門相談機能の強化。上記を含む新人女性候補予定者向け支援内容は（1）資金援助（2）事務所スタッフ・支援者向けハラスメント研修の実施（3）悩みや課題解決に向け支援チームと選対本部の連携強化。
3.協議事項
<選挙対策委員長>
地方自治体議員選挙における候補者の公認、第26回参議院選挙選挙区候補者の公認内定について大西健介選対委員長から報告があり協議され、承認されました。
１ 地方自治体議員選挙における候補者の公認について
【公認】
○高知県議会議員補欠選挙（香南市選挙区）（４月１０日投開票）欠員２
長山 雅一 （新 人・３３歳 / 元衆議院議員秘書）
２ 第２６回参議院選挙・選挙区候補者の公認内定について
◯宮崎県選挙区 黒田 奈々 （新 人・４８歳 / 気象予報士）
≪参考≫ 参議院選挙の候補者擁立状況
○参議院選挙区・公認候補予定者
現職 今回0 累計11 女性今回1 累計9
元職 今回0 累計0 男性今回0 累計7
新人 今回１ 累計5 合計1 累計16
合計 今回１ 累計16 女性比率 56.3％
〇参院選比例区・公認候補予定者
現職 今回0 累計3 女性今回0 累計4
元職 今回0 累計0 男性今回0 累計4
新人 今回0 累計5 合計0 累計8
合計 今回０ 累計8 女性比率 50.0％