参院本会議で3月22日、政府の2022(令和4)年度予算案について、会派を代表し白眞勲議員が反対討論を行いました。
白議員は、予算の前提でもある岸田政権の基本姿勢についてただしました。ロシアによるウクライナ侵略に対し蓮舫議員が指摘するまで国家安全保障会議(NSC)を開催しなかったことや、自民党大会で岸田総裁が拉致問題について言及しなかったことについて、「外交力が欠如している」と批判しました。
さらに本予算案についても白議員は批判。特に、「日ロ経済協力プラン」に関する予算については「明確に削除すべき」と断じました。また、年金受給者に5000円を現金給付するための財源として予備費を充てると報じられていることは、「今まさに予算案を審議している最中の参議院を軽視している」と批判しました。
総じて本予算案について白議員は、「第6波の到来にもかかわらず感染拡大防止のための予算も、コロナ禍で苦しむ国民の暮らしと事業を守るための予算も全く不十分であり、さらに物価高騰から国民の生活を守るという視点が全く欠けている。一方で、不要な予算が多額に計上されている」として、「到底賛成できるものではない」と訴え、反対討論を終えました。