立憲民主党は4月3日、JR宮崎駅前で「りっけん青空対話集会」を開催。西村智奈美幹事長、参院総支部長の黒田奈々さん、県連代表の渡辺創衆院議員が参加しました。黒田さんは、宮崎県で暮らしてきた生活者として、「皆さんの代表者でありたい」と訴えました。

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 渡辺衆院議員は、「皆さんが思っていることを投げてほしい。キャッチボールをして皆さんと共に歩む立憲民主党、皆さんの声に寄り添い、暮らしを守るためにある立憲民主党だということを示す機会になれば」と呼びかけました。

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 黒田さんは、参院選挙への挑戦を決めて1カ月、地域を回るなかで日本の将来を憂う声を多く聞いていると話し、「特に女性や障がいを持つ方、地方、中山間地域、農村漁村に住む方、声がより小さい、人数の少ない、権力を持ちにくい方々の味方でありたいと思っている」と表明。知らない間に制度が決められ、それにより自分たちの首が絞められる結果になっている状況にうんざりしている一方、まだ政治をあきらめていない方が多くいると述べ、「私は政治の経験はほとんどないが、生活者としての経験はある。皆さんと同じような立場で見てきた社会のことを、生活者の視点で訴えていきたい。子育て支援の経験の中で『救いたい』と思った家庭になかなかサービスが届かなった。その構造的な問題は何なのかを、大きな視点から見つめ直して政治をどう変えていくか考えていきたい。私は、皆さんの代表者でありたい。皆さんの視点から感じたことを聞かせてほしい」と訴えました。

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 西村幹事長は、今の自公政権には人々の暮らしが見えていないと指摘。物価高騰や、働く人々が不安定な雇用環境に置かれ賃金が上がらないなど問題をかかえながら政策や制度を改めようとしないことを問題視し、「政治を変えていきましょう。私たちの先輩はいろいろなことがあっても、あきらめずに政治を動かし、制度を作り、改善してきた。今ここであきらめたら次の時代に生きる子どもたちにもっといい社会を作って残すことはできない」と訴えました。 国会では、国民の危機感に乗じて核兵器を持つことを議論しようという政党が多数になっていると警戒感を強め、「歯止めをかけることができるのは立憲民主党。まっとうな政治を取り戻すために、直面するさまざまな理不尽や困難を解消していくために活動するのが立憲民主党だ」と力を込めました。

 集会では、参加者が「コロナ禍での2年半で、格差が広がり、社会が分断されているように感じる。人が駒のように扱われ、責任を誰もとらないことに危機感を持っている。心が通う、目線が同じの、寄り添う社会を作ってほしい」と発言。これに対し西村幹事長は「私は『自己責任病』と名付けているが、この間の政治の失敗は、なんでも自己責任で片付けようとしてきたこと。『これでいい』と思い込まされている社会になっているが、人生はいろいろなことがある。お互いさまに支え合える社会でないとうやっていけない。政治の果たす役割は大きい」と応えました。

 黒田さんは、「ゆとりのない社会がいろいろなバッシングや、嫌がらせにつながっているのではないか。働いたことが報われていれば起きなかったハラスメント、報われていればきちんと生活ができているはずの方が困窮している。報酬、報われることが平等でない状況がいろいろな問題の根源にあるのではないか。報酬を含めて報われることを保障することが大事なのではないか」と提起。

 渡辺衆院議員は「なぜ政治が必要かを考えたときに、社会で暮らす皆さんが命の不安を持たずに済むこと、安心して生きていけると思えること、人生をすべてが望むようにはならなくても『満足して生きられた』と思える生き方ができること。そのための調整をするために政治はある。だから立憲民主党は、『多様性』を掲げ、現実には思っていたようにならないことはあっても、できるだけ望んだことができるように頑張っているし、そのために私も政治家をやっている」と述べました。

 参加者からはほかに、「ウクライナへの武器支援に違和感をもっている」「森友学園問題は終わったのか」「日本政府はファイザー社にいくら払ったのか」といった質問が上がりました。

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