泉健太代表は4月17日、石川県小松市を訪れ、参院選石川県選挙区補欠選挙に立候補している、おやまだ経子(おやまだ・つねこ)候補の街頭演説ならびに個人演説会に参加しました。
ガソリンスタンド前で演説した泉代表は、エネルギー価格の高騰に言及。アベノミクスの約10年の中での円安により、「皆さんがこうしてお店で買うもの、輸入品の値段が高くなるということです」と指摘し、岸田政権については、「今これだけ急激に円安がさらに進んで、物価がさらに上がっているにも関わらず、何もやってないではないですか」と批判しました。
その上で泉代表は、「皆さんのこうした経済的な疲弊から見れば、大規模な経済対策が必要だ」と述べるとともに、自民党の茂木幹事長が前日16日に仙台市で「立民は他人の批判ばかりで建設的な意見を言わない」などと語つたことについて、「立憲民主党は批判をするだけではなく、ちゃんと、総額21兆円の経済対策を発表している」と反論しました。他方で、「岸田政権がやろうとしてるのは、たった数兆円の予備費を使って、補正予算も組まずに、対策だと言おうとしています」と指摘。立憲民主党は「庶民目線」で、「物価高や円安にきちんと対応できるだけの規模の経済対策を訴えている」と述べました。
さらに泉代表は、「この日本で今やらなければいけないのは、化石燃料をどんどん輸入して、海外にお金を払い続けるのではなく、再生可能エネルギー、自然エネルギー、日本でも生み出せるエネルギーを作り出そうではありませんか」と呼びかけました。
小松駅西口での街頭演説で、おやまだ経子候補は、「私が20歳の頃、父が自ら命を絶ちました」として、コロナ禍で女性の自殺率が増えたが、「そもそも以前から、男性の自殺率が本当に高いです。それは、いい会社に入れ、たくさん稼いで、家族を養え、と、そうやって重石を担わされてきた男性も、生きづらかったからだと私は思っています」と述べました。その上で、「女性にやさしい政治、女性にやさしい社会は、必ず男性も生きやすい社会になっていく」として、石川県から女性の国会議員として押し上げてほしいと訴えました。泉代表も、「石川には女性国会議員が一人もいなくて残念だ」と述べ、「おやまだ経子、皆さまにご投票をいただいて、石川から女性議員を出そう」と訴えました。
記者団の取材に応じた泉代表は、おやまだ候補について、「本人がシングルマザーであったり、父親の死ということもありながら、懸命に頑張る姿に、多くの県民の皆さんの共鳴・共感が広がっていると感じます。それに加え、最近の物価高で生活が困難になっている方々から支持が広がっている」との認識を示しました。
同17日夕刻、小松市内で開催された、おやまだ経子演説会で泉代表は、近藤和也衆院議員とともに、「われわれ立憲民主党は、みんなで一丸となって頑張ってまいりますので、どうか皆さまのご支援をお願いし、この選挙で、おやまだ経子を国政に押し上げてください」と訴えました。