立憲民主党は4月19日、第47回常任幹事会を国会内で開き、泉健太代表は冒頭のあいさつで、24日が投票日の石川参院補選にふれ、「おやまだ経子候補は非常に元気で活発な、また浸透力のある候補だと思っており、評価は日に日に上がっていると言っていい。投票日まで残り1週間を切るときですが、一段のご支援をお願いしたい」と述べるとともに、全力で戦い抜いていこうと呼びかけました。

 自民党の茂木幹事長が「批判をする前に、自分の党の間違いにきちんと反省を」などと語ったことについては、「意味不明な発言をしている。今まさに反省をしなければいけないのは、第6波でも数多くの自宅療養者や、自宅で亡くなられた方を出している政府のコロナ対策、そして遅い経済対策、トリガーですら結局何も決められないことこそが反省するべきこと。ここまでずれているというのは大変な珍しい幹事長だ」と批判しました。

 また、自民党の茂木幹事長が党所属の新人議員らが返納した去年10月分の「文書通信交通滞在費」を、ウクライナ人道危機救援金に全額寄付したことが明らかになったことについて、「大きな政党で幹事長の下に正しい情報が届かないのか、幹事長が厳し過ぎて周りから情報が届かないのか。よく分からないが、まず自民党内の意思疎通をちゃんとやって頂きたい」と注文をつけました。文書通信交通滞在費について与野党は協議会で話し合いを続けいて、新人議員が受け取った去年10月分の100万円の扱いについては、結論が出た上で対応すると確認していました。

 泉代表は政府の経済対策についても取り上げ、「予備費で済ませ、補正予算も組まないということで、果たして本当に国民の生活、事業者を助けることができるのか。中小企業や多くの事業者の声は全く届いていない。われわれの『生活安全保障のための緊急経済対策』の実現が待たれている」 と述べました。

2.報告・承認事項

<幹事長> 
 西村智奈美幹事長が参議院比例代表選挙における政党名の略称届出について、届出略称は「民主党」とするを報告し、了承されました。また、代表選挙規則改正の検討状況について報告しました。

<代表代行 広報本部長>
 逢坂誠二代表代行が参院選の対応について報告し、了承されました。

<国会対策委員長> 
 馬淵澄夫国会対策委員長は、自民の茂木幹事長が新人議員らから集めた2021年10月分の文書通信交通滞在費をウクライナ支援に寄付したことについて、与野党の合意に反するとして抗議したこと等を報告しました。また、議員立法の情報発信強化への取り組みについて報告しました。
 また、政府提出の「子ども家庭庁法案」と立憲民主党が提出した対案「子ども総合基本法案」、ならびに自公案、維新案の趣旨説明・質疑が行われたことを報告しました。

<参議院国会対策委員長>
 難波奨二国会対策委員長が国会対応等について報告しました。

<政務調査会長> 
 小川淳也政務調査会長が、政調審議会(第46回第47回)審査事項について報告しました。

<選挙対策委員長> 
 大西健介選挙対策委員長が「地方自治体議員選挙」「首長選挙」の結果、地方自治体議員選挙における候補者の公認・推薦について報告しました。

1 地方自治体議員選挙の結果について
【公認】

○北海道士別市議会議員選挙( 4/17投開票)定数15/立候補者数16
 西川 剛  (現)(4位当選・778 / 2期目)
 奥山 かおり(現)(5位当選・775 / 2期目)
〇秋田県男鹿市議会議員選挙( 4/10開票)定数16/立候補者数17
 小野 肇  (新)(7位当選・861 / 1期目)
○秋田県能代市議会議員選挙( 4/17投開票)定数20/立候補者数24
 藤田 克美 (現)(11位当選・1,090 / 5期目)
〇栃木県日光市議会議員選挙( 4/10投開票)定数24/立候補者数30
 斎藤 久幸 (現)(24位当選・938.797 / 2期目)
○埼玉県春日部市議会議員選挙( 4/17投開票)定数30/立候補者数38
 大里 昇  (新)(22位当選・1,784 / 1期目)
○東京都練馬区議会議員補欠選挙( 4/17投開票)欠員2/立候補者数5
 渡辺 照子 (新)(2位当選・55,726 / 1期目)
○福井県坂井市議会議員選挙( 4/17投開票)定数24/立候補者数27
 伊藤 宏実 (新)(24位当選・971.042 / 1期目)
○静岡県藤枝市議会議員選挙( 4/17投開票)定数22/立候補者数24
 川島 美希子(現)( 8位当選・2,535 / 2期目)
 鈴木 岳幸 (現)(10位当選・2,405 / 3期目)
○愛知県北名古屋市議会議員選挙( 4/17投開票)定数21/立候補者数24
 上野 雅美 (現)(1位当選・2,391 / 5期目)
 伊藤 大輔 (元)(9位当選・1,367 / 2期目)
〇京都府議会議員・京都市北区選挙区補欠選挙( 4/10投開票) 欠員1/立候補者数4
 松井 陽子 (元)(4位落選・6,305)
〇京都府井手町議会議員選挙( 4/10開票) 定数10/立候補者数10
 木村 武壽 (現)(無投票 /9期目)
○大阪府豊中市議会議員補欠選挙( 4/17投開票)欠員1/立候補者数4
 坂本 真理 (新)(4位落選・10,470)
〇高知県議会議員・香南市選挙区補欠選挙( 4/10投開票) 欠員2/立候補者数5
 長山 雅一 (新)(4位落選・2,555)
〇高知県香南市議会議員選挙( 4/10開票) 定数19/立候補者数23
 川久保 可不可(新)(2位当選・1,078 / 1期目)
〇佐賀県武雄市議会議員選挙( 4/10開票) 定数20/立候補者数23
 池田 大生 (現)(11位当選・1,032 / 3期目)
○熊本県宇城市議会議員選挙( 4/17投開票)定数22/立候補者数22
 中山 弘幸 (現)(無投票 / 5期目)
【推薦】○北海道安平町議会議員選挙( 4/17投開票)定数12/立候補者数13
 小笠原 直治(現)(2位当選・386 / 4期目)
○秋田県八峰町議会議員選挙( 4/17投開票)定数12/立候補者数12
 奈良 聡子 (現)(無投票 / 2期目)
〇京都府与謝野町議会議員選挙( 4/10開票) 定数16/立候補者数17
 杉上 忠義 (現)(14位当選・392 / 3期目)
○香川県綾川町議会議員選挙( 4/17投開票)定数16/立候補者数17
福家 利智子(現)(5位当選・913.046 / 4期目)
○香川県まんのう町議会議員選挙( 4/17投開票)定数16/立候補者数18
 常包 恵  (現)(2位当選・816 / 2期目)

2 首長選挙の結果について
【推薦】
〇京都府知事選挙( 4/10開票)立候補者数2
立憲推薦 : 西脇 隆俊(現)(当選)
〇東京都練馬区長選挙(4月17日投開票)立候補者数2
立憲推薦 : 吉田 健一(新)(落選)
【公認】
○千葉県野田市議会議員選挙(5月22日投開票)定数28
 古矢 千晴(新  人・51歳 / 地方公務員)

【推薦】
○島根県江津市議会議員選挙(5月29日投開票)定数16
 植田 圭介(新  人・40歳 / 江津市職員労働組合副執行委員長)

<組織委員長>

 吉川沙織組織委員長が「参議院総支部の設立」「総支部長の異動」「ボランティアセンターの開設」について報告し、了承されました。
〇参議院総支部の設立について北海道選挙区 代表者・石川知裕 新人
宮城県選挙区 代表者・小畑仁子 新人
栃木県選挙区 代表者・板倉京 新人
神奈川県選挙区 代表者・水野元子 新人
大阪府選挙区 代表者・石田敏高 新人
○ 総支部長の異動について
千葉県第2区総支部 総支部長 長浜博之 総支部長代行 黒田雄
千葉県第5区総支部 総支部長 長浜博之 総支部長代行 矢崎堅太郎
長野県第5区総支部 総支部長 杉尾秀哉
三重県第1区総支部 総支部長 中川正春 総支部長代行 松田直久
三重県第4区総支部 総支部長 中川正春 総支部長代行 坊農秀治
広島県第2区総支部 総支部長 森本真治 総支部長代行 大井赤亥
広島県第3区総支部 総支部長 森本真治 総支部長代行 ライアン真由美
広島県第4区総支部 総支部長 森本真治 総支部長代行 上野寛治

<つながる木部長代行>

 田名部匡代つながる本部長代表代行は「青空対話集会の全党的展開」について提案し、了承されました。

3.協議・議決事項

<選挙対策委員長>

 大西選対委員長は、「2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦」「第26回参議院選挙:選挙区候補者の公認内定」「第26回参議院選挙:選挙区候補者の推薦」について提案し、協議・議決しました。
2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について
〇山口県議会議員選挙 公認 周南市選挙区 戸倉多香子
〇山口県議会議員選挙 推薦 岩国市・和木町選挙区 姫野敦子

2 第26回参議院選挙・選挙区候補者の公認内定について

○栃木県選挙区  板倉 京  (新人・55歳 / 税理士)
○神奈川県選挙区 水野 素子 (新人・52歳 / JAXA参事)
○大阪府選挙区  石田 敏高 (新人・56歳 / 国会議員政策担当秘書)

3 第26回参議院選挙・選挙区候補者の推薦について
○群馬県選挙区  白井 桂子 (新人・60歳 / 連合群馬 副事務局長)
○広島県選挙区  三上 絵里 (新人・51歳 / 元民放アナウンサー)