参院選挙3日目の6月24日、群馬県選挙区で立憲民主党が推薦している白井けいこ候補者が高崎駅前で小川淳也政務調査会長と街頭演説を行いました。

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 現役の看護師であり3人の子育てをしてきて、今は90歳代の母親の介護をしながら活動をしているという白井候補。会場に来る前にガソリンスタンドを見ると、1リットル180円となっていたことに驚いたと感想を述べ、「このガソリン高、生活に直結しないでしょうか」と問題視。小麦や食料品の価格も上がってきていることに触れ、「私たちは、もっともっと小さく小さく悲しく苦しくなっていくんじゃないですか。いま本当に必要なのは住民の声。庶民の声。この物価高に対抗する声。それを集めて国に対抗すること、国の政策を変えていくことではないですか」と聴衆に呼びかけました。白井候補は、この参院選挙が政治の流れを変えるチャンスであると述べ、「この政治の流れを群馬の女性は強いという意味の『かかあ天下と空っ風』でしっかり変えてみせますよ。このチャンスを最大限生かして、群馬の力でしっかりと政治を変えていく。庶民の力で庶民の手に政治を取り戻すことを行っていきたい」と訴えました。

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 小川政調会長は、小麦の値段が上がっていることに触れ、「小麦は、全部国家貿易で国が輸入して、製粉会社に卸しています。そこに約2割の輸入マージンを乗せているんですね。マージンを政府が増やさないと言えば、直ちに小麦の価格は2割下がるんです」と説明しました。さらに小川政調会長は、「私たち『(政府売渡価格を)下げたらどうだ』とかねてから政府に申し上げていました。しかし、残念ながら下げなかったので4月に上がり、そしてもうすぐ、7月1日にもう1回上がってくる」と政府が策を打たなかったため小麦価格が上がり続けていると指摘。「一事が万事で物価高を日常生活で感じるレベルになっている」と述べました。小川政調会長は、アベノミクス以降の約9年間円安政策を進め、日本がエネルギーや食料を輸入に依存しているため円安による物価高を招いていると指摘。財政赤字が1千兆円を超える日本は、金利を1%上げるだけで利払いが10兆円増えると説明し、「金融経済、財政政策上、ほとんど打つ手がない」と述べました。小川政調会長は、「無為無策のツケを、まさに私たちは物価高、生活の逼迫という形でツケ払いをさせられている」と政府の物価高に対する無策を批判しました。
 白井候補については、「働く人たちの権利を何とかして擁護しよう、現職の看護師として働きながら、そのことに生涯を捧げてきた方ですから。ぜひこの現場から送り出してほしい」と支援を求めました。

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