仙台市で7月2日、勾当台（こうとうだい）公園市民広場で星空集会が開催され、小畑きみ子候補は「弱っている人、困っている人に手を差し伸べられる政治をやっていく」と決意を表明。野党共闘を実らせ小畑候補を国政へ送ろうと、必勝を誓い合いました。

　「四男四女の10人家族。今まさに物価高と戦っている小畑きみ子です」と切り出した小畑候補は、コロナ禍で夫の給料が減り最近パートで働き始めた友人や、元々少ない年金がさらに下がり、加えて10月からは医療費の窓口負担が上がると不安を抱える埼玉県に住む母親の話にも触れ、「困っている人がたくさんいるのに、政府が手を差し伸べてくれないのは、国会に私たちのような生活者が少ないからではないか。だったら、ここ宮城からは10人家族で、生活者として今、物価高と戦っている私、小畑公子をぜひとも国会に送り出してください」と呼びかけました。

　目指す政策として、給食費の無償化や、児童手当の高校生までの拡充や所得制限の撤廃、消費税5％への税率引き下げ、ガソリン税の減税、物価高に負けない年金制度の確立などを列挙。県議としての2年半の活動の中で目の当たりにした、宮城県内にある医療の格差、賃金格差にも触れ、「この地方の声を上げられるのは、地方議員を経験した私だけ。若い人やしがらみのない人たちは、大都市、東京に出て行ってしまう。地方を守るために医療や賃金、あらゆる格差を是正する力になる」と表明。「8人の子どもたち、危険な目にあわせるために産んだのではない。より豊かに、楽しく生きてもらうために命懸けで産んで、今も命懸けで育てている。だからこそ、平和憲法を守る力になり、武力では物事は解決しないと、その声をしっかりこの宮城から上げていきたい。8人の母ちゃんだからできることがある。当事者、生活者だからできることがある。20年間看護師として弱っている人、困っている人に手を差し伸べて仕事をしてきた。今度は国会の場で弱っている人、困っている人に手を差し伸べられる政治を、小畑きみ子がしっかりやっていく。皆さんの力をお与えください」と訴えました。

　選対本部長を務める安住淳衆院議員は、あいさつの冒頭、前回2016年の参院選挙では野党共闘で自民党候補に勝利した桜井充参院議員が、今回自民党の公認候補として立候補していることに、「筋の通らないことをしたのだから県民の代表として送るわけにはいかない。安倍一強と言われる厳しい中でも、宮城県民は選挙で何度も弱小野党を『頑張れ』と背中を押して勝たせてくれた。背中を押された本人が、県民の気持ちを裏切ったら政治は成り立たない」と批判。ロシアによるウクライナ侵攻や、現下の物価高をはじめさまざまな課題が山積していると中、政府だけ、自民だけに政治を任せる時ではないと指摘し、「今こそ貧しき人たちや、社会の片隅に追われている人たちに手の届く勢力を大きく伸ばし、上からの目線で迫る自民党や公明党に対して、しっかりと下からのセーフティネットを揃えていく、そういう野党共闘を実らせて今度の戦いを勝ち抜きたい」と力を込めました。

　四男四女、8人の子どもを育てる小畑候補に対しては、「私は本当に彼女を尊敬しています」と述べ、「このエネルギーが新しい政治を作ってくれる。若さこそが、子育て世代こそが次の日本を背負うということをこの選挙で示してほしい。『追い越せ、追い越せ、小畑きみ子』。宮城県は広いが、みんなの声が行き届くよう、スクラムを組んで選挙にしていきたい」と訴えました。

　集会では、小畑候補を応援する友人・知人らもスピーチを行いました。

〇小畑さんの（県議時代の）議会活動を手伝ってきたという元校長先生
　「教師時代は政治的には中立で言うことができなかった。今は堂々と胸をはって応援することができる。自ら現場に足を運び、つないでもらい助けられた人がたくさんいる。初めて議員を信じる気になった。今の世の中泣くことばかりだが、一人の国会議員を変えたら周りを変えていく」

〇小畑さんと知り合って17年、夫の親友でもある治療家
　「小畑さんは、嘘をつかない素直な人。何か物事が起こったときにその場にあった答えを導けるのは、経験をした者だけ。日常の大変な生活から国民一人ひとりの『こうだったらいいよね』『助かるよね』という思いを伝え、考えられる人、嘘をつかない素直な人が私たちの代弁者になってほしい」

〇小畑さんの県議時代に学校給食を有機食材にする活動が縁で知り合ったというママ友
　「40歳を過ぎ、人生経験の中で女の人が暮らしてきた環境を、身をもって知っている人が意思決定の場にいないとダメだと気付いた。母として子どもの命を守るために決断を、さまざまな選択肢から選び取ることを続けてきたことに信頼を置きたい。小畑さんは、子どもたちの命、未来を守るためにぶれないと思う」

〇「市民連合みやぎ」の須藤道子さん
　「桜井さんは与党でなければ仕事が出来ないと言って自民党へ行ったが、今の日本で本当に弱い者の立場や、困っている人の立場に立とうとしたら野党にいてこそ、仕事ができる状態ではないか。そういう仕事を小畑さんはやってくれると信じている」