立憲民主党は7月13日、新型コロナウイルス対策本部(本部長・長妻昭衆院議員)を国会内で開催。オミクロン株のBA.5系統が拡大していることを踏まえ、現在の感染状況と政府の対応についてヒアリングを実施しました。泉健太代表も出席しました。

 泉代表は、「拡大のスピードが早く、今後の対応・対策が、非常に重要な局面になっている」との認識を示しました。その上で、山際大志郎(新型コロナ対策・健康危機管理担当)大臣が、「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない」などと発言したことについて、「暴言を吐いたが、まだ撤回もされていない」と批判。立憲民主党は、新型コロナウイルス対策政府・与野党連絡協議会などにおいて、具体的な提案を行ってきたとして、「国民全般の声を真摯(しんし)に受け止め、政府は早急に第7波への対策をとるべきだ」と強調しました。

 対策本部に出席した議員からは、政府がワクチン4回目接種の対象者を「感染予防効果」ではなく「重症化予防」を理由に60歳以上などに限定していることについて、「60歳未満でも、希望する医療従事者や介護従事者がワクチンを接種できるようにすべきだ」との指摘が相次ぎ、山際大臣は「発言を撤回の上、現場の声を聞くべきだ」との声が上がりました。