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 立憲民主党は7月25日午後、国会内で拡大両院議員懇談会を開き、参議院議員選挙の総括に向けて意見を交わしました。衆院議員61人参院議員30人が参加しました。
 冒頭のあいさつに立った泉健太代表は、「執行部としては、可及的速やかにお盆までに総括を仕上げるべく努力をしてまいりたい」と述べ、次回の両院議員懇談会の場での総括原案の提示に向け、多角的な観点から意見を寄せてほしいと求めました。また、「現有議席を下回る、議席を減らすという大変厳しい戦いの結果となりました。このことについて、改めて執行部としてお詫びを申し上げます」と陳謝し頭をさげました。
 そのうえで泉代表は(1)1人区の候補者調整(2)2人区以上の複数区の調整(3)比例の対応――等について言及しました。
 1人区については「3月に各党に申し入れを行い、可能な限りの1人区の候補者調整を要請し、現職を中心に10を超える選挙区でその構図をつくることができたが、結果としても大変厳しいものになりました。各政党がそれぞれ候補者を擁立するという地域まで出てしまった。これを今後どう挽回していくかは一つの課題」だと述べました。
 2人区以上の複数区については「調整が実ったところ、実らなかったところも出てしまい、戦いの構図として、大変ご苦労をおかけした。これも課題だ」と語りました。
 野党第一党を目指し比例1300万票という目標を掲げたが、結果的には比例獲得票では野党第2党となった状況については、「エリア的に顕著に差ができてきてしまっている。全国的な負けというよりも、維新との比例の差は107万票。大阪府だけで、維新には120万票、関西全域では200万票の差をつけられてしまっている。各地でご奮闘いただいたものの、そういったウィークポイントとなる地域を作ってしまっていることをどうまた工夫をしていくかも重要な課題」だと述べ、「最善の総括を作ってまいりたい」と述べ、協力を呼びかけました。
 2時間半にわたる会議では、全体として強い危機感からの発言が多く示されました。